映画「椿(つばき)三十郎」の全国一斉公開を前に、メガホンを取った森田芳光監督と出演女優の鈴木杏さんが8日、タイトルにちなみ松山市居相町2丁目の椿神社で知られる伊予豆比古命神社で大ヒットを祈願した。
午前11時から、拝殿で成功祈願祭を行い、宮司が祝詞をあげた後、2人は神妙な面持ちで玉ぐしをささげた。森田監督は「椿神社という名の神社があると知り、この映画にぴったりだと親近感がわいた」と語った。
鈴木さんは「私ぐらいの年代の人は、時代劇というと一歩下がってしまう。そういう人たちが、この作品をきっかけに時代劇を見るようになればうれしい」と話し笑顔を見せた。
同作品は、1962(昭和37)年に公開された黒沢明監督と三船敏郎コンビの不朽の名作「椿三十郎」のリメーク。12月1日公開。