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計量を一発パスした秋山成勲は、復帰戦は柔道着を着ないと宣言 [写真を拡大]
【ソウル27日】HERO’Sソウル大会(28日、韓国・ソウル、ジャンチュン体育館)の計量とルールミーティングが行われた。ヌルヌル事件から復帰する秋山成勲(32)=フリー=は、デニス・カーン(30)=カナダ=戦で柔道着を脱いで戦うことを決断。“裸一貫”で出直しに臨む。
着るか、着ないか、直前まで迷っていた秋山だが、「脱ぎます。一番初めのインスピレーションを大切にした」。今月初旬にカーン戦が決まった時の直感を優先させた。「汗で技が決まりにくいことも、決まりやすいこともある。そこを活用できれば」とデメリットには目をつぶる。
計量は秋山が84・7キロ、カーンは84・6キロでともに1発パスした。秋山は痛めた左足の状態も良く、リラックスした表情だった。「(カーンは)すごくいい体をしている。オールラウンドだから、偏った試合をすると、痛い目に遭う」と戦法にこだわらない。柔道着を脱いだ“総合格闘家・秋山”として勝負する。
◆体の塗布物を厳重チェック 選手は、試合前に体の塗布物の厳重チェックを受ける。秋山は、現在も保湿クリームを使用しているが、計量が終わった時点で使用禁止となった。入場直前とリングイン直前の2回、1人の選手に4人の審判が目を光らせる。選手控室には、監視員が常駐する。秋山は「すごく細かくチェックしてくれるので安心です」と話していた。
(2007年10月28日06時02分 スポーツ報知)