GM過去最大 4兆円超の赤字
GMが7日に発表したことし7月から9月の3か月の決算によりますと、本業の自動車販売は好調だったものの、傘下の金融関連会社がサブプライムローンの焦げ付きの拡大で業績が悪化しました。この結果、GMは、収益見通しの修正を迫られ、将来戻ってくることを前提に支払った税金の一部を資本に算入する「繰り延べ税金資産」を取り崩したことから、最終赤字が389億ドル余り、日本円にしておよそ4兆4000億円となりました。これは、GMにとって四半期としては過去最大の赤字です。GMは、2年前に業績が大幅に悪化して以来、人員削減など合理化に取り組み、本業の自動車販売は回復傾向を見せています。しかし、サブプライムローンの焦げ付き問題の拡大が本体にも飛び火した形となり、金融市場の混乱が製造業などほかの分野の企業経営にも悪影響を及ぼすのではないかという懸念が広がっています。 |
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