バレー越川選手に大声援 民泊で縁の須崎市の有志
高知市桟橋通2丁目の県民体育館で24日行われたバレーボールのV・プレミアリーグ男子高知大会で、見慣れない大漁旗がうち振られた。サントリーの越川優選手(22)を応援する須崎市大谷地区の有志が持ち込んだ。越川選手が高知国体で民泊した縁が続いており、“地元”のヒーローに約70人が大きな声援を送った。
越川選手が少年男子長野県チームの一員として高知国体に出場、見事優勝を果たしてから4年たつが、大谷地区の住民や選手の保護者が互いに訪問するなど交流が続いている。越川選手が高校卒業後にサントリー入りしてからも、民泊先の森光寿史さんらと連絡を取り合っており、今回、越川選手が大谷地区の人たちをスタンドに招待した。
住民も大型バスをチャーター。国体と同じようにスタンドで大漁旗を振った。応援の後押しもあって、サントリーはNECに快勝。主力選手となった越川選手が勝負どころでスパイクを決めると大きな歓声が上がった。
試合後、森光さん一家は越川選手と再会。寿史さんの妻、美香さんは「直接会ったのは2年ぶりだが、久しぶりという気がしない。スターになっても忘れず声を掛けてくれるのがうれしいですね」。越川選手も「応援の中で、ゲームできて幸せ」と笑顔だった。
【写真説明】越川選手(手前)に声援を送る須崎市大谷地区の住民=県民体育館
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