中国人客誘致、名古屋商議所と連携――大阪・神戸・京都の3商議所、産業見学を促進2007/11/08配信
大阪商工会議所は年度内をめどに神戸、京都、名古屋の各商工会議所と共同で、中国からの旅行客を呼び込む産業観光事業を始める。家電や鉄鋼関連が好調な近畿圏と、自動車や陶磁器に強みを持つ名古屋圏を結び、ものづくりからサービス業まで多様な産業の現場を見学・体験できるルートを整備する。関西、中部の両国際空港の利用拡大も狙う。
産業観光のルートは中国から関空に入国し、京阪神と名古屋周辺の工場や産業博物館、商店街などを回った後、中部空港から帰国するコースを想定している。 京阪神では国内客向けに産業観光の実績がある電車車両や造船、電子デバイス、真珠、西陣織の製造現場や造幣局、中央卸売市場。名古屋ではトヨタ博物館や航空宇宙科学博物館、瀬戸の窯業などを軸に、アジアの旅行客が興味を持ちそうな企業や自治体の見学施設を開拓していく。 大商などは今後、中国の旅行会社に対し、こうした近畿・名古屋の産業観光ルートを提案し、現地の企業や経済団体向けに営業してもらう手法を検討していく。
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