2007年 11月 7日
高松市で団地火災 小学生が死亡
7日、高松市で団地を焼く火事が相次ぎました。屋島西町の火事では小学生が死亡しています。7日午前1時ごろ、高松市屋島西町の県営団地で、2階に住むパート従業員平井香さん(39)の部屋から火が出ていると、近くの人から119番通報がありました。火は約30分後に消し止められましたが、団地の1室約35平方メートルを全焼しました。焼け跡の浴室付近で、平井さんの長男で小学4年生の海斗くん(10)が遺体で発見されました。警察によりますと、平井さんは海斗くんと2人暮らしで、平井さんは出火当時、寝ていましたが、火事に気付きあわてて外に飛び出して海斗くんがいないことに気づいたということです。警察では、海斗くんを司法解剖すると共に、現場検証して火事の原因を調べています。一方、7日午前10時ごろ、高松市林町の鉄筋4階建ての公務員住宅の2階部分から出火。火は約40分後に消し止められましたが、浅沼伸男さん(35)の住宅約50平方メートルを焼きました。浅沼さんは4人家族で、出火当時、全員外出中でけが人はいませんでした。警察では、失火の可能性が高いとみて調べています。

岡山県北で火事相次ぐ
岡山県北部で、作業小屋や工場の機械を焼く火事が相次ぎました。7日午前3時半ごろ、久米南町南庄の林業平野勝美さん(46)の作業小屋から出火、火は約30分後に消し止められましたが、作業小屋の一部と薪300束や乾燥機を焼きました。平野さんの話によりますと、6日午後5時ごろから陶芸用に使う薪を乾燥しており、灯油ボイラーの付近から出火した可能性が高いということです。また、7日午前5時ごろ、真庭市勝山の木質ペレットを製造する銘建工業本社工場で火事がありました。火は約30分後に消し止められましたが、かんな屑を集める集塵機を焼きました。出火当時、工場の機械は稼働していて、宿直の従業員が1人いましたがケガはありませんでした。警察と消防で火事の原因を調べています。

岡山市区割り問題・最終案は持ち越し
岡山市が政令市になった時の区割りについて検討する審議会が開かれましたが、予定されていた市への最終答申案のまとめは、次回に持ち越しとなりました。審議会は、これまでに市内を3区に分ける中間まとめ案を打ち出しています。しかし、1つの区にまとめられている東部と西大寺地区について、地域性の違いなどを理由に更に分け、全部で4区とするよう求める意見が、市民から多く寄せられています。7日の審議会では、市が提出した資料を基に、3区と4区のどちらが良いか、委員が意見を交わしました。区を増やすと、新たに区役所の建設など、財政支出が大幅に増える他、区ごとの人口バランスが崩れるなどとして、3区案を維持すべきとの意見が出る一方で、4区案を望む多くの市民の声は無視できないとする声も上がり、結論が出ませんでした。このため、審議会では、今回での最終答申案作成を断念し、結論を次回に持ち越すこととしました。審議会では、次回の今月19日に必ず最終答申案をまとめるとしていますが、それ以上遅れた場合、さ来年4月の政令市移行断念を意味するだけに、区割りの審議はいよいよ待ったなしの状況となりました。

レジオネラ菌検出・衛生管理の徹底を
香川県の3つの温泉施設で、9月から2カ月間に相次いで、レジオネラ菌が検出されたことを受け、入浴施設の管理者などを対象にした衛生管理講習会が開かれました。講習会は、香川県と高松市が共同で開いたもので、温泉施設の管理者など約100人が参加しました。県内では、先月に、東かがわ市の温泉施設で基準値の570倍のレジオネラ菌が検出されるなど、3つの温泉施設でレジオネラ菌が検出されています。研修会では、県や市の衛生管理担当者が、循環式の場合、浴槽の表面だけでなく、配管やろ過装置の消毒や洗浄、それに湯の塩素濃度をこまめに検査するように求めました。レジオネラ菌に感染すると、発熱や頭痛など風邪と似た症状が出て、最悪の場合、死亡するケースもあるため、研修会では衛生管理の徹底を求めています。

香川県職員がスピード違反で戒告処分
香川県の職員が、30キロを超えるスピード違反を繰り返したとして、戒告処分となりました。処分を受けたのは、香川県水道局の出先機関に勤める36歳の係長級男性職員です。この職員は、去年11月に通勤途中に自家用車で31キロオーバーのスピード違反をし、さらに先月4日、高松市の国道で勤務中に公用車を運転していて、再び33キロオーバーのスピード違反をしたものです。わずか1年の間に違反を繰り返したとして、香川県では、この職員を懲戒処分にしました。

なんでも労働相談ダイヤル
働く人たちの労働条件を改善しようと、岡山市で労働問題の電話相談が始まりました。これは、連合岡山が春と秋の2回、毎年行っているもので、社会保険労務士など約20人が交代で電話相談に応じています。最近は、パートや派遣社員などから「休日出勤したのに割増賃金が支払われない」「いきなり解雇を言い渡された」といった相談が増えているということです。法で定められた最低賃金は、岡山県が1時間で658円、香川県が640円となっていて、最低賃金が支払われているかチェックするよう連合では呼びかけています。なんでも労働相談ダイヤルは、今月10日まで0120(154)052で受け付けています。

社民党 香川3区に米田氏擁立
社民党香川県連は、次の衆議院議員選挙の香川3区に、新人の米田晴彦氏を擁立することを発表しました。米田さんは多度津町出身の49歳で、丸亀市役所職員組合の書記長や、自治労香川県本部の副委員長を歴任し、現在は社民党香川県連の副代表を務めています。米田さんは会見で、国民生活を破壊する構造改革路線の流れを転換するため、立候補を決めたと説明しました。そして、雇用問題に取り組み、衆議院でも与野党逆転の状況を作りたいと抱負を述べました。衆議院香川3区への出馬表明は米田さんが初めてです。