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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 11月7日(水曜日) 参
通巻 第1995号
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「マスコミの誤報を正す会」が明日、発足記者会見
沖縄11万集会の数字の嘘を教科書改悪圧力に利用する左翼、利用されるマスコミ
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8日午前、「マスコミの誤報を正す会」が発足記者会見を行う。
「国家や政治・社会の行く末に重大な関わりがある事案について、あきらかに誤報であるにもかかわらず、大マスコミが訂正記事を怠っているため、各マスコミに訂正措置をとるように要求するなどの行動をとる」のが目的のチームだ。
とくに焦眉の急は沖縄県民集会なるもの。十一万が集まって云々の報道があったが、実際に数えてみたところ、18179名から、最大にみても二万人だったことが判明している。
だが、訂正したマスコミは一部のみで、ほかのメディアは数字訂正をしないまま左翼を利する報道を垂れ流したままである。
この事態への「訂正を求める声明」を発表する。
「マスコミの誤報を正す会」は以下のメンバーが発足記者会見にのぞむ予定。
(五十音順、敬称略)
石原萌記、井尻千男、稲垣武、植田剛彦、加瀬英明、高山正之、中村あきら、西村幸祐、花田紀凱、藤岡信勝、藤田裕行、水島総、三堀清、宮崎正弘、三輪和雄、茂木弘道。
○●◎み◎や◎ざ◎き●◎○ま◎さ○ひ◎ろ●◎
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(読者の声1)貴誌1993号の拙文に対して、1994号でMC生様にコメントをいただきました。
「国際社会といっても個々の国家の損得の集合であり、客観的な尺度とはなりえない」
とのご指摘は、まことにその通りかと、思います。
しかしこれは、角度をかえて見れば、
「国際正義は、だいだいは局地気候として発現する」ということでもあり、
「汚辱の境涯から、正義の鐘が鳴り響くこともある」、ということではないでしょうか。
シナは、その市場としての類のない巨大さ、またふるい文明国としての潜在的な存在感からして、蒙古やアフリカではありません。しかも、20世紀初頭の中国では、日清戦争後の、列強による濫りな侵略をへて、米国というよりは実質的には英国のリードのもと、シナ主権の尊重と列強の機会均等のルールがたてまえとなりつつありました。
日本も日露戦争で、まさにこの国際的なたてまえを追い風にして、勝利につなげました。
戦後の日本はロシアの利権を継承し、かつ、地理的人種的に近いことから蜜の流れるシナ市場における、異常な強力すぎるライバルとして目されたのは当然、もっとも日本として自戒すべき所、朝河博士の憂慮は、ここにあったか、と。
しかも朝河博士が、たぶん熟慮して、ほぼ無視した、人種差別の問題もありました。
笹村草家人も別の所で言っているように、大正以降の下り坂の末に、必死の大東亜戦争があり、この結果日本人数百万の犠牲がうまれなければ、アジア諸国民の今日はなかつた、としても、日本が日本らしくあり、「内部者としての反省」を失わぬことが、長い眼では、究極の国際化ではありませんか。
と、無知蒙昧をかえりみず、言ってみたいのですが。。。
(3cats、石川県)
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(読者の声2)蓑田胸喜はたぶん立花隆が『天皇と灯台』に彼に結構紙幅を割いたことと自殺したのは精神異常者だったと書いて遺族から訴えられ、単行本では伏せ字にした騒動からリバイバルし始め、佐藤優氏の筆が蓑田人気のブースターとなっているのでしょう。切っ掛けはフジ○○○!でなく、文藝春秋。
(NH生、品川)
(宮崎正弘のコメント)立花隆の『天皇と東大 大日本帝国の生と死』、あれが、火付け役ですか!
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(読者の声3)貴誌昨日付け「読者の声4」に関して。「碌山美術館は、安曇野に在って、中学生の時、北アルプスの燕岳(つばくろだけ)登山の帰りに立ち寄った懐かしい場所です。中略 (有楽生)」
なんと言う偶然なんでしょう「碌山荻原守衛全作品集」昭和50年7月1日発行。昨日観劇の後に立ち寄った新宿中村屋「相馬黒光のような人ねっていわれたことがあって、、なんとなく新宿に来るとこのお店で食事したくなるの」。友人は、「ふ〜〜ん」あまり関心なさそうな返事
あ〜〜あ〜〜碌山の彫刻「女」のモデルで、軽井沢には佳く行くのに、碌山美術館にはまだ一度も行ったことがなくて、、。
この本の購入が昭和50年ということは、40年近くも。。。。。そうだ!京都に行こう。でなくて、「そうだ!碌山美術館行こう!」
(FF子、小平)
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(休刊のお知らせ) 小誌は11月9日から13日を休刊します。台湾取材等のため。
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宮崎正弘の最新刊
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
http://ponko.iza.ne.jp/blog/entry/372561〔↑ 詳しい本の紹介があるブログ〕
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『2008年 世界大動乱』(改訂最新版、1680円。並木書房)
好評を博した拙著『2008年 世界大動乱の予兆』を大幅に改訂増補。新データを満載。大増ページ普及版。
宮崎正弘のロングセラーズ
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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宮崎正弘の比較的入手しやすい本の一覧 ↓
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ◎◎ ◎◎ ◎◎
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