2030-05-03
■創価王道
ここは「創価スピリット」で紹介した指導の覚え書きblogである。(「創価wiki」で開始、2006年9月26日に「はてな」へ引っ越し、「創価王道」に)
「創価スピリット」は2003年12月25日から発行。この日は、私が青年部時代に過ごした地域の中心会館を、先生が最後に訪れた日である。若き日の誓いを、青年部のその時以上に燃え上がらせるために、今再び先生の指導を心して拝して参りたい。
尚、ここに綴ることは個人的な思いとなる故、私の主観が色濃く出る場合もあろう。飽くまでも参考程度にして頂けると幸いである。
紹介するのは、いずれも指導全体のわずかな一節であるが、深く思索し、広布最前線での格闘の中で体得してゆきたい。
ご意見→「創価仏法研鑚掲示板」管理者へのお問い合わせ/メールマガジンに返信
コピー、転載はご自由に。以下のURLを明示して下されば、よござんす。
2007-11-07
■[政治] 「大連立」が問いかけるもの
小沢一郎党首に振り回されている感があるが、大連立が問いかける問題は深刻だ。衆参の「ねじれ国会」自体は、国民が選択したものである。つまり、民意が自民党に「待った」をかけたわけだ。
小選挙区制は二大政党制を目指して導入された。で、日本の政治の実態は、自民党の「一党支配」が表立っているが、本質は「官僚主導」にある。
国民が大連立を選択することがあれば、それは「官僚主導政治」を認めたことになる。それ故、「大連立を前提とした中選挙区制の復活」に私は異義を唱えたい。
■[ネット] ブックマークの顛末(てんまつ)
「kechack」氏関連記事に対して、妙な反響があった。善きにつけ悪しきにつけ反応があることは好ましい。
ブックマークのコメントをざっと一読すれば、ある共通点に気づく。「カルト」「キモい」「キチガイ」「騙(かた)る」などといった単純な印象、あるいは安易な定型化が見てとれる。
多分、カルトとセクトの違いも理解してなければ、フランス国内におけるスカーフ問題も知らないのだろう。以下のテキストを参照されたい――
アンチ学会の連中の辞書には「進歩」という言葉がないようだ。一ヶ所にとどまって澱(よど)んでいる様が、濁った水たまりを思わせる。何はともあれ、言葉の貧しさに目を覆いたくなる。
彼(あるいは彼女)等の本質は、学会員による強引な布教に対する劣等感を払拭できない点にある。敢えて「強引な布教」と書いたのは、一歩譲っただけであって、一般的にどんな話であっても「熱意」が相手に伝わらなかった場合、結果的に「強引」な印象しか残らない。私が、アンチを「おとなしい連中」と決めつける理由もそこにある。
そのコンプレックスが瞳を曇らせる。例えば、ブックマークのコメントに「プライバシーの侵害」とある。私の行為は、「kechack」氏のサイトで公開されている情報に過ぎず、そのサイトはブログでも紹介されているのだ。
既に数人の方から情報が寄せられており、「kechack」氏の住所は特定できている(多分)。だが、私が知り得た個人情報をネットでひけらかすつもりは毛頭ない。私は直接「kechack」氏を訪ね、「学会バカ」と言ったことを詫びさせるだけだ。私はその辺のチャラチャラした若造とは異なり、やると言ったら必ずやる男だ。私が「キモい」か「キモくない」かは、「kechack」氏に判断してもらえばいい(笑)。
2007-11-05
■[ネット] 「kechack」さんをプロファイリングしてみる
「やってることが、嫌らしいんだよ!この学会バカ!」という文章から、小心な性質が窺える。自分は好き勝手なコメントやテキストを記しておきながら、ひとたび自分が批判されるや否や、過剰な反応を示していることからも明らかだ。日常のストレスも溜まっているのだろう。つまり、中間管理職以下のサラリーマンと予測できる。50代であるとすれば、既に昇進を見込めない立場のはずだ。Web上に好き勝手なことを書いているのも、多分、日常の憂さ晴らしなのだろう。気の毒だとは思うが、私がとばっちりを受けるいわれはない。
また、「kechackのブックマーク」を見る限りでは、ネットに接続している時間が、かなり長いことがわかる。つまり独身者か、極めて友人の少ない人物といえよう。
私の後輩は札幌に100人以上いる。多分、電話帳を片っ端から調べれば、3日以内に人物を特定できるだろう。
■[ネット] 「kechack」さんからのプレゼント
たった今、「はてな」から以下のお知らせメールが来た――
はてなから、ポイント受け取りのお知らせです。
sokaodoさん
kechackさんからポイント送信がありました。
ポイント送信明細
〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント送信者: kechack
ポイント受取者: sokaodo
送信ポイント : 1ポイント
コメント
〜〜〜〜
やってることが、嫌らしいんだよ!この学会バカ!
どうやら私は、kechack氏を怒らせてしまったようだ。でも、ポイントをもらったので相殺されたと考えることにしよう。ただし、私が最も大切にする「学会」と、悪口の代表選手である「バカ」が組み合わされたことを見逃すわけにはいかない。私としては、kechackさんが詫びを入れた上でブックマークのコメントを削除すれば、これらの記事を保存するつもりはなかったのだが。
■[ネット] 「kechack」その二
はてなダイアリーに、本人のサイトがリンクされていた。
どうやら、「ひさたけ まさと」なる人物らしい。「久武正人」「久武雅人」「久武真人」「久武昌人」「久武政人」かも知れないし、あるいは、「久竹」というケースも考えられる。(「&札幌」の検索でヒットしたのは、「久武昌人」のみ)
「札幌に引っ越しました」と書いてあったよ(笑)。私の故郷である。後輩を動員して、電話帳から調べてみようと思う。
このページを見る限りでは、50代の可能性も出てきた。先ほどの「30代説」は訂正しておきたい。
■[ネット] 「kechack」なる人物を調べてみた
先日書いた「民主党・石井一副代表の国会質問」がブックマークされた。リンク先には「石井一叩きに躍起です」とあった。ちょっと気になったので調べてみた。
はてなのIDは「kechack」である。そこで、「hatena kechack」で検索した。
- Munchener Brucke
- kechackのブックマーク
- kechackのアンテナ
- kechack favorites
- kechackさんのグループ一覧
- kechack’s fotolife
- id:kechackさんに苦言を呈します
- ことの発端はd:id:kechackさんのエントリ
- 前エントリーのkechackさんのブログから
- 声が大きい者競争
はてなダイアリーの最新記事「民主党小沢代表辞任に関して」を読む限りでは、「知れない」の多用が目立つ稚拙な文章となっている。その他、カタカナ語の使い方から察すると、「30歳前後」の年齢と推定することが可能だ。また、石井一議員を擁護する姿勢が垣間見られることから、民主党支持内右派、あるいは元社民党支持者であることも予想される。つまり、労働組合が存在する中堅企業社員であることも考えられる。
というように、Web上で一旦相手を怒らせると、追跡される羽目となる(笑)。今後も定期的に「kechack」なるキーワードで定点観測を試みたい。
2007-11-04
■[ニュース][政治] 検証―自・民『大連立構想』/お膳立て読売・渡辺氏か
発端は、先月25日夜に都内の料亭で開かれた会合だった。
会合の出席者は、元首相・中曽根康弘や読売新聞グループ本社代表取締役会長の渡辺恒雄、日本テレビ取締役会議長・氏家斉一郎ら。渡辺、氏家は福田政権の誕生にも大きな役割を果たし、首相・福田康夫に、大きな発言力を持つ。民主党代表の小沢一郎とも「しょっちゅう会っている」(閣僚経験者)関係とされる。この席で、自民党と民主党の「大連立」が話題に上った。
中曽根や渡辺は、宿願である憲法改正を実現するためにも、「大連立」を熱望している。ただ、大連立が実現するとしても、次期衆院選後だと考えていた中曽根は、「衆院解散前に大連立ができるんですか」と質問。渡辺は「できます」と応じた。
28日には若いころ中曽根の秘書を務め、今も中曽根側近の前官房長官・与謝野馨が小沢と都内のホテルで共通の趣味である囲碁の公開対局を行っている。
福田は翌29日朝、自民党幹事長・伊吹文明に党首会談の調整を指示した。「小沢氏は応じないのでは」と懸念する自民党幹部もいたが、福田は「受けるでしょ」と軽くいなした。その言葉通り、小沢は同日夕、あっさり会談を承諾した。
「党首会談をお膳(ぜん)立てしたのは渡辺氏」。複数の与野党幹部は、こう口をそろえる。
福田の「大連立」打診にはどんな背景があり、小沢はなぜ申し入れを拒むことになったのか。そして、傷ついたのはどちらだったのか。舞台裏を検証した。 (政治部与野党取材班、敬称略)
検証『大連立』頓挫
福田、小沢の一回目の会談がセットされたのは10月30日。福田は新テロ対策特別措置法案の成立に協力を求めたが、小沢は「自衛隊の海外活動は国連決議に基づくものに限るべきだ」との持論を展開。平行線が続き、再び会談することになった。二人とも連立は話題にしなかったと説明しているが、自他共に認める大連立論者の渡辺が仲立ちをして会談が実現することが広がると、与野党幹部の間では「当然、大連立の話もしているはずだ」との憶測が渦巻いた。
2日午後3時から始まった再会談。福田は自衛隊海外派遣の恒久法を検討する代わりに、新法案への協力を求めた。
しかし小沢は、ここでも原則を譲らなかった。平行線のまま一時間経過すると、福田は「あなたの原則と新法案が法的に合うか検討してみる」と中断を提案。会談をしていた国会から首相官邸に戻って、官房長官・町村信孝らと対応を協議した。
小沢も、党本部に戻り民主党代表代行・菅直人や幹事長・鳩山由紀夫と対応を検討。鳩山らは「もし大連立を提案されたら、『小沢首相』の実現が条件だ。就任したら、すぐに解散すればよい」と小沢が安易な妥協をしないようくぎを刺した。
午後6時半の再開後、福田は「国連決議で認められた活動に限るという前提で、恒久法がつくれるかどうかを検討する」と小沢の主張を丸のみする考えを示した。さらに、「今日の状況の中で力を合わせないと政策実現できない。連立を組んでいただけないだろうか」と、ついに本題を持ち出した。
小沢は「そんな大きな話はここでは決められない」と回答を留保。約一時間で会談を打ち切り、党幹部と協議するため党本部に戻った。
福田は、成算があったのだろう。会談後、伊吹に「もし、民主党がオーケーの返事を出したら、政策協議機関を設置して滞っている政策を中心に実行する」と指示。直後に記者会見した伊吹は「ボールは民主党にある」と、民主党に決断を促した。
だが、ほどなくして福田のもとには、期待に反する知らせが届く。
「誠意ある対応をしていただきましたが、結果として、のめません」
小沢は2日午後9時半すぎ、民主党本部8階の代表室で、福田に電話で大連立拒否を伝えた。
小沢は党首会談終了後、民主党の役員会に出席。「政策協議が(大連立の)入り口だが、どうだろう」と切り出した。
小沢は「政策協議をしていけば、参院選で掲げた公約を実現できる。ただし、本当の意味での政権交代ではない。国民がどう見るかも分からない」と、大連立参加のプラスとマイナスを説明した後、「両院議員総会を開こう」と提案した。小沢は最後まで連立への賛否は口にしなかったが、党の正式な議決機関である両院議員総会の開催を提案したことからも、小沢が連立に傾いているのは明らかだった。
しかし、これに対し「政権に入ることが目的なのではない。政権交代が目標だ」「大政翼賛会的で国民の反発を招く」と反論が続いた。発言者は六人。全員反対だった。
小沢は「みんながそう言うのなら、分かった」と決断。大連立構想は表に出てから、わずか数時間で頓挫した。
町村は記者団に「答えがこんなに早く出るとは思わなかった。しかも、ノーという答えが。意外であり、かつ残念だ」と福田の思いを代弁した。
自民党の連立パートナー、公明党代表・太田昭宏に大連立打診の可能性を福田から知らされたのは、2日午後2時半の与党党首会談の席だった。大連立が実現すれば、公明党は自民党から使い捨てにされかねず、党内は動揺した。
小沢が連立の打診を持ち帰った後、公明党は、常任役員会を開いて対応を協議。その最中に、民主党が申し出を拒否したとの一報が入ってきた。
ある幹部は「ボールを投げたと思ったら、あっという間に返ってきた。そして、ボールはなくなってしまった」と皮肉な笑いを浮かべた。
小沢は、提案を持ち帰ったことで党内の疑心暗鬼を招いた。
福田はいきなり切り札を切ったのに成果は得られず、公明党の不信も買った。
「福田も小沢も両方傷ついた」
自民党の閣僚経験者はこうつぶやいた。
【東京新聞 2007-11-04】
2007-11-03
■[ニュース][政治] 首相、衆院の中選挙区制示唆
福田康夫首相(自民党総裁)は2日午後、国会内で民主党の小沢一郎代表と2回目の党首会談を行った。首相は、自民党と民主党の連立協議を打診。民主党関係者によると、首相は現在の衆院小選挙区制を中選挙区制に見直すことを示唆したという。連立協議について小沢氏は回答を留保したが、民主党は会談後の役員会で拒否することを決定。小沢氏が電話で首相に「連立はのめない、受諾できない」と伝えた。
「大連立」構想が表面化したことで、政局は一気に流動化する可能性が出てきた。
会談で小沢氏は、自衛隊海外派遣を随時可能とする恒久法制定に前向きな姿勢を表明した。これに対し、首相は、インド洋での海上自衛隊の補給活動を再開するための新テロ対策特別措置法案の今国会成立に向けた協力を改めて要請。小沢氏は恒久法検討を条件に協力する考えを示した。首相は民主党が連立協議に応じれば恒久法などに関する「政策協議機関」を設置する方針だった。
会談後の2日夜、首相は首相官邸で記者団に、連立協議について「連立というか、新体制。要するに政策実現のための体制だ」と説明。公明党との関係は「全く変わらない。従来と同じようにやっていく」と強調した。
これに関し、小沢氏は同日夜、「役員会は政策協議に入ること自体が反対だという人が多数だった」と述べた。
一方、公明党は会談後に党本部で臨時役員会を開き、しばらく事態を冷静に見守ることを確認した。浜四津敏子代表代行は記者団に「静観する以外ない。首相は事前に太田昭宏代表に『自公関係は必ず維持する』と言っていた」と述べた。
【産経新聞 2007-11-03】
■[ニュース][政治] 「衆院選前後に再編の動き」自民・加藤氏
自民党の加藤紘一元幹事長は3日、都内で講演し、福田康夫首相が民主党の小沢一郎代表に連立協議を提案したことに関連し「次期衆院選の前後に新たな政治の在り方を模索する時が来るのではないか」と述べ、政界再編の可能性があるとの認識を示した。
同時に「小選挙区制での政界再編は難しい。政界再編と中選挙区制への移行問題は非常に密接に絡んでくる」と指摘、中選挙区制への復帰も検討すべきだと強調した。
首相の連立提案に関しては「連立という激しい石を投げたので民主党はとりあえず拒否したが、まじめに論議すべきテーマだ。自民、民主のどちらにとって失点が大きいかという次元の話ではない」と述べた。
【産経新聞 2007-11-03】
■[ニュース][政治] 「小沢総理なら連立引き受けた」民主党・鳩山幹事長
2日の党首会談の内容が次第に明らかになってきました。民主党の鳩山幹事長は京都市で講演し、福田総理大臣が自衛隊派遣について民主党案を了承したうえで、連立を打診してきたことを明らかにしました。
民主党・鳩山幹事長:「小沢代表の自衛隊派遣の原理原則、自民党としてもそれを守りましょうと丸のみを提示された。『連立を一緒にやることを考えて頂けませんか』福田総理から言われた」
鳩山幹事長は、会談が中断している間に党3役で対応を協議した際、「大連立を引き受けるなら総理を引き受けてくれ」という会話を交わしたことも明らかにしました。
民主党・鳩山幹事長:「『引き受けるとしたら総理を引き受けて下さい。小沢総理と向こうが言ってくれば、分かったと言って下さい』という話をしたら、結局、小沢総理という提案はなかった」
鳩山幹事長はまた、衆議院解散の時期について、「今すぐに解散総選挙という状況は、自民党にとってメリットはない。来年度予算案の成立時期あたりに、政権を追い詰める状況になるのではないか」と述べました。
【ANN 2007-11-03】
2007-11-02
■[政治] 自民・民主の次のシナリオ
民主党が大連立を拒否したことによって、沈静化しながらも様々な憶測が飛び交っている。いずれにせよ福田・小沢両氏は、それぞれの思惑と戦略があって、今日の会談に臨んだことだろう。
自民党の戦略
民主党の戦略
■[ニュース][政治] 首相、連立政権協議を提案 民主は応じぬ方針
福田首相は2日、民主党の小沢代表と国会内で会談し、自民、公明両党と民主党による連立政権樹立に向けた政策協議を始めることを提案した。首相はまた、小沢氏の主張でもある、自衛隊の海外派遣の枠組みを定める恒久法(一般法)の検討を条件に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特措法案への賛成を求めた。小沢氏は党内で検討したうえで回答する意向を伝えたが、民主党は同日夜の役員会で、連立政権協議には応じない方針を決め、小沢氏が首相に伝えた。同党内では、あくまで総選挙を通じて政権交代を実現すべきだとの意見が大勢を占めているためだ。補給支援特措法案の行方は、再び、見通しが立たない状態に陥っている。
【朝日新聞 2007-11-02】
■[政治][覚え書き] 「テロ特措法」から見えるもの
政権が激しく揺れ出した。
10月31日の時点では、(自民・民主両党の大連立の可能性について「頭の中では何でも出来るが、現実社会の問題としてはどうか。考えるのは自由だが、実行可能なことを考えてもらわないといけない」と慎重な姿勢を示していた(読売新聞)。これに対して小沢党首は、11月1日に宇都宮市内で記者会見をし、自民・民主両党による大連立について「考えていない」と否定した。その上で「何としても今度の衆院選で過半数を取ることが当面の最大の目標」と述べ、あくまでも次期衆院選で勝利し、政権を奪取する決意を示した(時事通信)。そして、先ほど行われた党首会談で、福田首相から連立を打診した。
米国からの強い意向があることは理解できるが、ここまでテロ特措法に固執するのは尋常でない。振り返ると、安倍前首相が「私には大きな責任がある。テロとの戦い(として)現在行っている自衛隊の補給活動を継続させるためには、あらゆる努力を行わなければならないと決意している。民主党をはじめ野党の理解を得るために、職を賭して取り組んでいく」(APECが開催されたオーストラリア、シドニーでの会見要旨)と発言したのも極めて大仰(おおぎょう)な決意だ。まるで、日本の首相としての責任よりも、インド洋で油を補給する仕事の方が重要だと言っているに等しい。しかも、国連決議がない上、米国が勝手に「テロとの戦い」だと定義しているにも関わらずだ。
大連立となれば、キャスティングボートとして存在してきた公明党の影響力が弱まるのは必至である。しかし、そんなことは小さなことだ。私の胸に去来するのは、戦時下で弾圧を受けていた中での牧口先生の言葉である。
「私が嘆くのは一宗が滅びることではない。一国が眼前でみすみす亡び去ることだ。宗祖大聖人の悲しみを、私はひたすら恐れるのだ。今こそ、国家諫暁の秋(とき)ではないか。いったい何を恐れているのだろう? 戸田君、君はどう考える?」
昨日、「国益と民意の乖離(かいり)」について書いた。大連立は民意に基づくものではあるまい。米国からの圧力が、日本の首相をここまで揺さぶることが、国民のためになるとは到底思えない。
グローバルスタンダードとは、アメリカンスタンダードのことであり、「俺(米国)が胴元をしている“分捕り合戦”に、お前も参加しろよ」という意味なのだ。このままいけば米国の国益のために、日本が犠牲を強いられる羽目になるのは明らかである。
私が嘆くのは一党が滅びることではない。一国が他国の捨て石と成り果てることだ。
■[ニュース][政治] 大連立構想再燃か…動揺する与野党 公明に焦り
衆参ねじれ国会の打開を目指して、福田康夫首相(自民党総裁)が30日、民主党の小沢一郎代表との党首会談に踏み切ったことにより、自民、民主両党の「大連立」構想が再燃している。7月の参院選後、自民党の中川秀直元幹事長や山崎拓元副総裁らが相次いでぶち上げた構想だが、いざ現実味を帯びると与野党には動揺が走った。中でも「二大政党」の間に埋没しかねない公明党は焦りの色を募らせている。
「小沢氏のことだから何を仕掛けてくるか分からない。大連立や解散の話も出かねないので、しっかり気を引き締めなければならない」
党首会談を控え、30日朝、国会内で開かれた自民党の臨時役員会で、伊吹文明幹事長は厳しい表情でこう語った。
伊吹氏はこの直後、公明党の北側一雄幹事長と会い、「小沢氏を穴から引っ張り出したのはいいが、福田さんが穴に落ちないようにしなければならない」と強調。党首会談直前にも首相に「新テロ対策特別措置法案以外の話はすべきでない」と念を押した。
党首会談が決まった直後から、自民党執行部には、公明党から不安の声が次々に寄せられた。公明党は細川政権以来、小沢氏に翻弄(ほんろう)されてきたからだ。加えて党首会談を軸に今後の国会運営が進むようになれば、公明党の存在感が薄まることは確実だ。
大連立構想の旗振り役となったのは参院選後に読売新聞の渡辺恒雄・グループ本社代表取締役会長だ。自民、民主両党の幹部らに「自民、民主で大連立を組み、憲法や社会保障改革などを一気に進めた上で中選挙区制に戻すべきだ」と力説して回ったとされる。
これと連動し、中川、山崎両氏のほか、古賀誠選対委員長、武部勤元幹事長、中曽根康弘元首相らも相次いで大連立構想に言及した。渡辺氏は福田政権樹立にも一役買っており、首相も「選択肢の一つ」と考えている節がある。
ただ、大連立構想は早期解散への流れを加速することにもなる。各小選挙区で自民、民主が対立した状態では連立協議を進めようがないからだ。党首会談後、首相は公明党の太田昭宏代表に電話し、「解散についてはご心配なく」と釈明したが、公明党の動揺は収まりそうもない。
しかも首相と小沢氏は45分にわたり2人だけで会談しており、真相はやぶの中だ。首相は会談後、記者団に「政治情勢について一般的な意見交換をした。だいぶ話ができた」と満足げに語り、大連立構想についても「衆参分かれちゃった状況の中、何らかの工夫はしないといけない」と含みを持たせた。
一方、小沢氏は30日夕の民主党役員会で「会談を拒否すればみなさんに迷惑がかかるので受けたが、大連立とか解散など政治的な話は一切なかった」と語った。周囲には「首相は弱り切って困り果てた様子だった」と漏らし、手応えを感じた表情だったという。
【産経新聞 2007-10-31】
■[ニュース][政治] 福田首相、党首会談で連立協議を打診
福田康夫首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表は2日午後、国会内で2度目の党首会談を行った。この中で、首相は小沢氏に連立政権協議を打診した。会談は午後3時すぎから約1時間行われ、中断した後、午後6時半から再開され、約1時間で終了した。
小沢氏によると、前半の会談で、首相はインド洋での海上自衛隊による給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案の必要性を強調、今国会での成立に協力を重ねて求めたが、小沢氏は憲法違反であり認められないとの持論を展開した。
小沢氏の発言を受け、首相が「いったん休憩して考えをまとめたい。再開して話し合いたい」と述べた。これに関し自民党幹部は「法制上の問題点があり、そこを詰めるために首相が持ち帰った」と説明した。
首相はこれに先立ち、公明党の太田昭宏代表と会談し、小沢氏との会談に臨む方針を伝えた。太田氏は「首相を信頼しているのでお任せする」と述べた。
【iZa 2007-11-02】
■[ニュース][政治] 福田首相、民主に連立政権を打診
与党幹部によると、2日夕の福田首相と小沢民主党代表との党首会談で、首相は小沢氏に自民党との連立政権協議を打診した。また、首相は、民主党が求める自衛隊の海外派遣に関する恒久法を検討する代わりに、民主党が海上自衛隊のインド洋での給油活動再開を可能にする補給支援特措法に賛成するよう小沢氏に要請した。
【朝日新聞 2007-11-02】
「与党幹部」というのは、公明党の北側幹事長。
■[ニュース] 中古ソファベッドの中から絵画、ベルリンの学生に大金
ベルリン在住の女子学生が、のみの市で買った中古ソファベッドの中からバロック様式の油絵を発見、この絵画は競売で1万9200ユーロ(約318万円)で競り落とされた。競売会社が30日に明らかにした。
学生は昨年、ソファベッドを150ユーロで購入したが、後に、折りたたみ式になった部分に絵が隠してあるのを見つけたという。
競売会社のスポークスマンは「学生は絵が隠されていることにすぐには気づかず、しばらくソファベッドを使っていた」と説明。絵がなぜソファベッドの中に入っていたかは分からないと話した。
学生は競売での売り上げから約1万6000ユーロを手にした。
専門家によると、「Preparations for the flight to Egypt」と題する同油絵は、ベネチアの画家カルロ・サラチェーニとつながりのあった無名画家によって1605-1610年ごろに描かれた作品と考えられている。
【ロイター 2007-10-31】
現代版「衣裏珠の譬え」か(笑)。