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社会

第3者委員も検討へ 神戸・高3自殺

 神戸市内の私立高校で今年七月に自殺した三年の男子生徒=当時(18)=が同級生から金品を要求されていた事件を受け、兵庫県教育課は六日、同校が設置を予定している「いじめ防止対策特別委員会」の運営方針について、教頭から説明を受けた。同問題に絡む聴取は三回目で、同校は県のアドバイスを受け、委員に卒業生ではない第三者を入れる意向であることを明らかにした。

 聴取は午後二時から約一時間半に及んだ。県は、同委員会設置に向けた懇談会で、同校が委員候補に卒業生など関係者ばかりを選ぶ方針を示したことを問題視。「今回のいじめを検証するのにまったくの第三者が必要ではないか」とアドバイスしたところ、教頭は「すでに検討している」と回答したという。

 委員は十六日の同校理事会で決定し、年内には検証を終える方針。その後は「来年度に向けた『新しい体制づくり』を考える」という。教頭は聴取後「対策委にはいじめ問題の専門家を加える方向で調整している」と話した。(霍見真一郎)

(11/7 09:31)

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