「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
これは意味が全然違いませんか?
「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
A is B → A indicates B
で前者はAはBの一種であるのにたいして後者はAはBを示して(代表して)います
いわしとは魚のことです
いわしとは魚を指します
前者は正しいけど後者はなんかおかしいと思いませんか?
ありがとうございます!
そう言われるともっともですね!!
自信を失っていたのですが、力づけられました。
2
回答者:
sylphid666
2007-10-30 18:51:07
満足!
15ポイント
・「動揺しますので」→「動揺するので」
これに関しては前後の文で違ってくると思います。文全体が敬語調なら「します」になるでしょうし、常態で書かれているのであればするに「なる」と思います。前後の文と整合性が取れているかが問題です。
・「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
これは意味が違ってきてしまいます。なってしまいますだと断定なので、完全にEになることを意味します。
が、なりかねませんだとEになる可能性があるという意味になるので、Eになるかどうかは不確定です。
以上の2点に関しては前後の文から考えて言葉的、意味的におかしくならないよう気を付ける必要があると思います。
なるほど…前後の文との関係性もありますね。
非常に参考になりました。ありがとうございます!
3
回答者:
arhbwastrh
2007-10-30 19:17:42
満足!
15ポイント
満席のケースは多いですが、あいている場合もあります。
満席のケースは多く、ほとんどあいていません。
「~多いですが」ときたらその後には逆の意味の文をつなげられますが、
「~多く」ときたら、その後には「ほとんど~ない」の文章がくるのが一般的ですかね。
そう考えると、前後の文章がないと合ってるか間違ってるかなんともいえませんが・・・
とりあえず、この2つは同じ意味ではないと思います。
前後の文を検討する必要がありそうですね…。
なるほど!確認してみます
4
回答者:
hiko3karasu
2007-10-30 19:20:24
満足!
15ポイント
nolimit808 さんの口語っぽいといいますか、説明文っぽくない感じがするのだと思います。半分好みの問題かとも思います。
回答のあった
「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
ですが、文脈によると思います。
いわしとは魚のことです
いわしとは魚を指します
はおかしいですが、これはA<Bと言う関係があるからです。いわしは魚と言うグループに属するという関係です。</p>
これがもしA=Bの関係なら同じ意味でいいと思います。
入力装置とはパソコン(1)のことです
入力装置とはパソコン(1)を指します
入力装置=パソコン(1) の関係です。
A=Bの関係なら一般的に使われているのはたしかに同じ意味ですよね…。
言い分ける必要があるのかどうかちょっと判断できなかったので聞いてみました。ありがとうございます
論文ですか?
私も細かい点を指摘されてびっくりしたことがありますが、結果、いわれたとおりに直して、しっかりしたものになりましたので、はいはいとあわせておいて、次から同じようにするといいかもしれませんよ。
・「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
・「場合が多いです」→「ケースが一般的です」
100%そうなる場合以外は、事実に近い表現方法を使った方が正確な表現です。
卵を入れた袋を振り回すと、全部割れてしまいます。→ 全部割れてしまいかねません。
又、多い、少ないは、主観者の意見の様で、データとしてはあいまいですので、それが全体で見たときどのようであるかを書くほうが正確な表現だとおもいます。つっこみどころが減るんだと思います。
なるほど。
主観は確かに微妙なところではありますね…ありがとうございます!
こんばんは。
私は特にこの分野を専門にしているわけではありませんが…。
前後の文脈によっては、この書き換えでうまくいかないコトがあるでしょうね。
例えば、
>「行わなければ」→「行わないままでいると」
ですが、
○今 買わなければ後悔するぞ。
△今 買わないままでいると後悔するぞ。
このように、おかしくなる場合もあります。
>「場合が多いです」→「ケースが一般的です」
も同様です。
○泥棒のほうが一枚上手だったら、この警報機は作動しない場合も多いです。
×泥棒のほうが一枚上手だったら、この警報機は作動しないケースが一般的です。
こうするとわかりやすいと思います。
ただ、ここで指摘されたのは形容詞+「です」がいけないとされたからだと思いますが。
敬体で文章を書く場合、形容詞はウ音便+「ございます」としなくちゃならないコトになっていますので。
http://home.alc.co.jp/db/owa/jpn_npa?stage=2&sn=101
Google「形容詞 敬体 うございます」で検索。
普段、あまり「多うございます」とは言いませんので、そこは上手に避けて通りましょう(笑)。
例えば、
○泥棒のほうが一枚上手だったら、この警報機は作動しない場合も多いです。
○泥棒のほうが一枚上手だったら、多くの場合この警報機は作動しません。
>「ケースは多いですが」→「ケースは多く」
これも形容詞のコトが問題とされたのだと思いますが、この言い換えでは逆接の意味が抜け落ちてしまっていますね。
○付け焼き刃で乗り切れるケースは多いですが、だめなこともあります。
×付け焼き刃で乗り切れるケースは多く、だめなこともあります。
例文が多く、とてもわかりやすかったです!
ありがとうございます!
・「F、G、H、I、J、K等々」→「F、G、H、I、J、Kなど」
「等々」は辞書的には、「等」の強調のようです。
とう‐とう【等等】
[接尾]《接尾語「とう(等)」を繰り返して強めていうもの》
いくつかの語を並べたものに付いて、それらの類が他にまだ多くあること、また、それらを省略して例示する意を表す。
「ライオン・トラ・ヒョウ―の猛獣」
つまり、強調した方が良いか・しない方が良いかで、使い分けるとよいと思います。
・「場合が多いです」→「ケースが一般的です」
・「です・ます」調or「だ・である」調
これは最低限の基本となります。ひとつの文章の中に「です・ます」調、
「だ・である」調が混在しないように気を付けましょう。
・数字漢数字?英数字?
横書きの際は、英数字が基本になります。縦書きの場合(封書の宛名など)は、漢数字を使います。
・用語の統一
経歴書などに技術用語を記入する場合、
片方は正式名称、もう片方は略称…などといったことのないように気を付けましょう。
この中の、用語の統一に関係するかもしれません。「場合」か「ケース」のどちらかで、統一すると良いのではないでしょうか。
うーん、なるほど。
統一するというのはそうですね。ありがとうございます
指摘箇所だけ見るとどちらも大して変わらないものが多いような気がしますが、前後の文脈にもよるのではないでしょうか。
例えば、
「ケースは多いですが」→「ケースは多く」の場合。
指摘前は「多いです『が』」と否定しているので、次に続くと思われる内容は否定、反語、打消しの意味合いがなければ不自然な気がします。それに比べ指摘後は、続く内容が肯定文である場合が多いと思います。
例文)
「PCがウイルス感染するケースは多いですが、対策さえとっていれば被害を最小限に防げます。」
「PCがウイルス感染するケースは多く、対策をとっていないと被害は拡大してしまいます。」
また、以降で「ケース」という言葉を用いた文に度々訂正されているのは、
一度「ケース」という言葉を用いた以上、以後の文でも「場合」などの同様の意味合いの言葉はなるべく統一した方が自然である、という事をいいたかったのでは?と思います。
例文で見ると「ケース」の使い方もうなづけますね!
ありがとうございます
・「動いているので」→「動いているため」
・「行わなければ」→「行わないままでいると」
・「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
・「CされたりDされたりすることがあります」→「CされるケースやDされるケースがあります」
いずれも、元文は話し言葉の印象を受けます。個性もあるので、自分が査読なら直すか直さないか微妙なラインです。
(でもどっちがいいかって感想を訊かれたら右です)
・「ケースは多いですが」→「ケースは多く」
・「場合が多いです」→「ケースが一般的です」
「多いです」は正しくは「多うございます」だったと記憶していますが、「多うございます」では少しもってまわった言い方になりますよね。ですから、文中に来る場合は「多く」で切ってしまい、文末に来る場合は「一般的です」と言い回しごと変えてしまう、というのはいいアイデアだと思います。
ちなみに「ケースは多いですが」を「ケースは多く」に直されていますが、もしかして順接でつなげるべき文脈で逆接の「ですが」を使っていませんか? これをやると文の見通しが悪くなります。
・「動揺しますので」→「動揺するので」
これも文脈次第です。
動揺しますので、注意する必要があります
例えば上記の文のように、「~ます~ます」や「~ます~です」で繋げるとクドイ印象になってしまうので、私が査読なら、
動揺するので、注意する必要があります
動揺しますので、ご注意ください
などと変えます。
・「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
断定する表現から可能性を示す表現に直されていますね。断定することにリスクがある文脈なら、適切な直しでしょう。
・「F、G、H、I、J、K等々」→「F、G、H、I、J、Kなど」
「等々」はちょっとノリノリな印象ですかね。どちらでもいいと思いますが……。
(好みの範疇だと思うので自分が査読なら直しません)
最後に、会社の後輩にいつもお勧めしている本を紹介します。
書籍の紹介までありがとうございます!
是非参考にしてみます。
口語をきらっているようですね。
・「動いているので」→「動いているため」
「ため」のほうが堅いですね。
・「ケースは多いですが」→「ケースは多く」
コンテキストが分りませんが、日本語の「~が」は不要な場合がよくあります。文章が冗長になり丁寧な感じも出ますが、簡潔な文章を好む人は直したがるのかもしれませんね。
・「CされたりDされたりすることがあります」→「CされるケースやDされるケースがあります」
まず「たりたり」文がキライな人なのかもしれません。
それから、afterは「ケース」がcとdの両方にかかってくるのでより誤解の少ない文章といえます。
・「動揺しますので」→「動揺するので」
おそらく、基本的には「ですます体」で書くものとされているっぽいのですが、「動詞+動詞ます」の場合は、最初の部分まで「ですます」すると非常に冗長になるので、そこの部分は特別に「ですます」を使わない方針なのではないでしょうか。まぁ、納得できます。
・「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
「てしまう」の表現が口語的なので嫌われたのかもしれませんが、訂正後は意味のニュアンスが少し変わってしまいますね。いっそのこと、「てしまう」をカットしてしまったほうが良いのではないでしょうか。たぶん技術系の文章ですよね?
・「F、G、H、I、J、K等々」→「F、G、H、I、J、Kなど」
これも単に修正者の好みでしょう。
ただ、修正後の方が私も良いと思いますが。
なるほど。
口語なのがネックなのかもしれませんね。参考になりました!
「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
若干意味が違いますね。
私の感覚では(paraizoさんとちょっと違う見解になってしまいますが)、「指します」は、「A」が実際に指す中身を説明する文が「B」に来るように思います。
「ISPとはインターネット接続業者のことです」
「ISPとはインターネットに接続するためのサービスを提供する企業あるいは団体を指します」
という感じ。
「指します」の代わりに「のことです」を使っても良いけれど、逆は不可、だと思います。
ただまあ、入れ替えが許される場面もあるかもしれませんね。
「ケースは多いですが」→「ケースは多く」
「が」は逆接の「が」ですか?
その後ろには、そこまで述べてきたのを否定するような内容が続くんでしょうか。
「可能なケースが多いですが、まれにそうでないケースもあります」
のような。
だとすると、「が」を取ったなら、代わりに「しかし」「にもかかわらず」など、適切な語を補わないと、意味が通じなくなるかも知れません。
前後が不明なので断定はできませんが……。
「行わなければ」→「行わないままでいると」
前者は、「直ちに行わないと」
後者は、「行わないまま放置すると」
という意味に近くなりますね。
「消火しなければ危険」→ガソリンスタンドとか?
「消火しないままでいると危険」→何でもそうです。
まあ、どちらでも良い場合も多いでしょうが。
「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
すでに書かれていますが、前者は断定、後者は可能性を示したものです。
その他のものは、基本的にどちらでも意味に大きな差はないと思います。
ただ、見たところ、いずれも公式めいた(というか、外部向けの)言い回しに訂正されているようですね。
例えば、「等々」は「などなど」または「とうとう」と読むわけですが、口語的な表現であることは否めません。
くだけた表現が許されるのであればこのままで良いでしょうが、そうでないなら、「など」にした方が無難とは思います。
「多いです」というのも、どちらかと言うと日常語ですね。
自分の書いた文章に「どっちでもいいんじゃね?」と思えるような校正がどっさり入ってうんざりすることは、私もままあります。(小学校勤務です)
で、指示された通りにすると意味が通らなくなる、というのであれば、その旨説明して、元の表現を残すべきだと思います。
しかし、どちらでも良い、と思えるのであれば、指示されたとおりに訂正した方が無難だ、と、私は思っています。
校正するような立場の人というのは、普通は自分より経験豊かな人ですから。
なんか面白くない結論で申し訳ありませんが……。
アドバイスまでありがとうございます!
是非参考にさせていただきます!
一応、校正を生業としていたこともあります。
文章は個別の正誤ではなく全体を俯瞰して見るものです。
ビジネス文書であれば、てにをはのひとつ、句読点のあるなしまで考えられたほうがよろしいかと思います。
・作文能力の低い方は細かく指定できないことのほうが多いので、相手の方が細かく指摘できるならば、能力が高いためとも推測できます。
・質問文程度の一部を抜いて適切な校正かどうか判断できると思ったのであれば、nolimit808さんの作文能力はそれほど高くないと推測できます。
従って、nolimit808さん相手の方の指摘に従ったほうがよいのではないかと思います。
本当のところは全文を見たうえで、「誰を対象にして書かれたのか」がわからないと判断できません。
全体を見るのが大事なのですね。
ありがとうございます、参考になります。
前後の文書や何のための文章なのかで違ってきますが、修正後も今一つのものが多いです。全体的に修正前はだらだらした印象を受けます.
・「動いているので」→「動いているため」⇒「動いており」
モーターが高速で回転しているので、不注意に近づくと大怪我をすることがあります
モーターが高速で回転しているため、不注意に近づくと大怪我をすることがあります
モーターが高速で回転しており、作業者の接近を禁止します
・「CされたりDされたりすることがあります」→「CされるケースやDされるケースがあります」⇒「CあるいはDされることがあります」
これもCとDの言葉にもよりますが
夜間スラム街を一人で歩くと強姦されたり金品を強奪されたりすることがあります。
夜間スラム街を一人で歩くと強姦されるケースや金品を強奪されるケースがあります。
夜間スラム街を一人で歩くと強姦あるいは強盗に襲われることがあります。
・「行わなければ」→「行わないままでいると」
これは意味がかなり違います。
前者はある状態を知ってすぐに行動を起こさないでいると危険な状態になりますよ。
後者はある状態を知ってから行動を起こすまでに時間の余裕がありまずいことになりますよ。
行動を起こすまでの時間と起こさなかった場合の危険度で違いがあります。
「非常ベルが鳴ったらすぐに原因を調べなければ」であって「非常ベルが鳴ったのに原因を調べないままでいる」ことはありませんが、「目覚し時計のベルが鳴ったのですぐに止めたら」また寝てしまいかねません。
・「F、G、H、I、J、K等々」→「F、G、H、I、J、Kなど」
最近の文書では「等」と漢字で書くことはありません。詫び状の時にわざと堅苦しい文書に見せたいということで使うことはありますが。
ありがとうございます。こちらもとても参考になりました
あまりにも口語的すぎて、「ある用語についての説明文」としては
私の感覚としては妥当じゃないと思います。
指摘どおり直すのが正しいかというと、微妙なものも含まれていると
思います。
前後を読んでみて、指摘どおり直すという単純作業はやめて、
最低でも書き言葉として妥当な文章にすべきだと思います。
読む感じだと、話し言葉をそのまま文章化したように見えます。
添削する側も、苦労したんじゃないかなと思います。
全文読んでみないと分かりませんが、
指摘どおり直すだけでは、文章がおかしくなる可能性のほうが高いと思います。
>あまりに微妙な指摘なのでその指摘どおりに校正すべきか迷っています。
好みや微妙とか言うラインでの指摘ではないと私は思います。
口語的すぎるのかもしれないですね。ありがとうございます。
校正の仕事の経験がある者です。このような「微妙な指摘」の多くは、「間違った日本語」の指摘であるというよりは、そのジャンル、または個別の書籍の「用語・表記基準」の問題ではないかと思います。特に、何人かで1冊の本を執筆すると、筆者ごとに用語や文体がバラバラで統一感に欠ける、ということになりやすいため、こういった細かな指摘が多くなされる傾向があります。
つまり、nolimit808さんがお書きになった説明文が、ほかの筆者と一緒に制作するひとつのもの(書籍なり、雑誌などでの連載なり、ウェブサイトの用語集なり)の一部である場合、校正担当者は「全体の用語・表記基準」によって修正指示を出していると考えられますので、原則として、指示のとおりに修正が必要となります。
ただし修正した結果、意味が違ってしまうもの(「行わなければ」→「行わないままでいると」が該当します)については、「意味」についての説明を校正紙に書き添えるなどといったかたちで、編集・校正担当者に連絡をしてみてください。その上でベストな選択がなされるはずです。
また一般に、「等」は法律でもなければ「など」と書くことがほとんどです(「など」と読むか、「とう」と読むか、という問題があるので)。「等々」は、「とうとう」と読むと思いますが、ある程度かっちりした説明文ではあまり見ません。
以下、具体例をいくつか。
「動いているので」→「動いているため」
《理由》を表す「~するので」と「~するため」(と「~するから」)については、表記基準にしたがっての修正指示という可能性のほか、前後で重複があって読みづらい、という可能性も考えられます。また、《理由》であることを明示する必要がない/あえて明示したくない場合は「~しており」とします。例えば:
「原油価格が上昇し続ける見込みであるため、製品の値上げは避けられない」
「原油価格が上昇し続ける見込みであり、製品の値上げは避けられない」
どちらも「意味」は同じですが、「印象」が微妙に異なると思います。
「ケースは多いですが」→「ケースは多く」
「動揺しますので」→「動揺するので」
従属節中の敬体は、常体に直すよう修正を指示されることがよくあります。ほかの例から考えると文全体は敬体のようですが、それでも従属節中は常体、というのが説明文では一般的です。例えば:
「what he knowsのwhatは関係代名詞ですので、『彼が知っていること』という意味になります」(講義をそのまま収録、という感じ)
→「what he knowsのwhatは関係代名詞なので、『彼が知っていること』という意味になります」(普通の説明文、という感じ)
なお、「ケースは多く」の例については、直前・直後のつながりという問題もあるかなあという気がします。一般に書き言葉では、逆接にする必要がないときに接続詞の「が」を使うことは避けたほうがよいとされます。また、「形容詞+ですが」は話し言葉っぽすぎるとして嫌われることもよくあります(「多いですが」→「多いのですが」、「多くありますが」/「忙しいですが」→「忙しいのですが」など)。
「Eのようになってしまいます」→「Eのようになりかねません」
これは「表記」の問題ではなく、内容の問題では、と思います。例えば「今日の夕方には雨になるだろう」という日に、「朝晴れているからといって洗濯物を干したままで出かけると、濡れてしまいます」といえば「ほぼ確実に雨になる」ということですし、「……濡れてしまいかねません」といえば「雨になる確率は決して低くはない」ということです。もしnolimit808さんが前者のように「ほぼ確実に」を意図して文章をお書きになったのなら、その旨メモをつけて編集部に戻すのがよろしいかと思います(その上でさらに文意を明瞭にするための修正指示が入ることもあるかもしれませんが)。
「AとはBのことです」→「AとはBを指します」
これは、より厳密な記述にするための指摘だろうと思います。「A」の部分に「世の中にたくさんあるもの」が入っている場合は特にこういう指示が出されることが考えられます。例えば(ちょっと変な例ですが):
「このBP(と)はblood pressureのことです」
→「このBP(と)はblood pressureを指します」(「この文章で用いられているBPは、British Petroleumやbalance of paymentsなどではない」ということを説明する)
「場合が多いです」→「ケースが一般的です」
「多い」はあまりに漠然としている(客観的ではない)ので、より厳密に「一般的である」を用いるように指示されたのではと思います。「一般的」とまで言い切るのはちょっと違うな、ということでしたら、全体を「場合が多いです」→「~することがよくあります」などとする、といった方向も考えられます。なお、「場合」と「ケース」については、表記・用語基準によって、「場合」は接続詞的な用法(「雨の場合(は)、試合は中止です」など)に限っている、ということもあります。
多くの例文をありがとうございます。
説明もわかりやすく、とても参考になりました。
この質問・回答へのコメント
指摘が正しいかどうかを探ることは、あまり意味が無いような気がします。
説明文全文を知らないし、どういう状況でのお仕事なのかもわからないので断言できないのですが、本来の指摘意図は単純に説明文のトーンを変えたいということではないかと思います。
私は別に何かの審査員ではないので、査読って誤解を与える言い方ですね。
「私が査読なら」→「私がチェック担当なら」
です。すみません。
は例が悪かったですね
AとBの関係がわからなければ何ともいえないし、「とは〜である」と「とは〜を指している」は意味がかなり違うと言いたかったのです。
テクニカルライティング系の本を読めば、だいたいは指摘されたような書き方が推奨されているはずです。
全体として口語調、物語調なので、「説明文」としては洗練されていない印象を受けます。
あと、直す人の気持ちとして、問題のある表現がいくつか見つかると「こいつの文は信用できない」というモードになってしまい、
許容可能なものまでピックアップしてしまうこともあります。
たとえば、「多いですが」のような「形容詞+です」は、稚拙な表現と見なされるので、こういうのがトリガーになりやすいですね。
私がその方の立場でも、「多いです」、「等々」を見たら「要注意」と感じると思います。
ただ、「ケース」は「場合」や「こと」の方がいいんじゃないかなと思いました。
いずれにせよ、全体を通してみることと、勉強が必要であることを痛感しております。
ありがとうございました!
全体的に書き手が見える文章という印象が残るので、テクニカルライティングでは避けるべきでしょう。
従うべき文体があっての指摘だと思うので、そのまま校正していいのではと思いました。
以後気をつけてみます!ありがとうございました!
もう少しコンテキストを考慮した回答を書くべきでしたo
ポイントありがとうございます。