〜ただ今の展示〜                           


 現在、平成の大改修が行われている吉備津神社は、吉備の中山の麓にある古社で、古代には吉備国の中世以降は備中国の一宮でした。国の重要文化財に指定されている狛犬や、「雨月物語」で知られる鳴釜神事や矢立神事といった古式ゆかしい行事など、有形・無形の文化財が多く残されています。
 この展覧会では、神社の建築・美術工芸・古文書や、神官賀陽氏に生まれた栄西、神官で国学者として有名な藤井高尚まで神社をめぐる人物など、その歴史と文化財を総合的に紹介します。
 あわせて、我が国の伝統的建築技法である檜皮葺をとりあげ、その美しさや、材料確保の環境、技術の伝承についても紹介します。


【展示テーマと主な出品資料】        ◎国指定重要文化財  ○県指定重要文化財
(1)吉備津神社の歴史
 吉備津神社の歴史について、鎌倉時代から明治時代にわたる古文書や境内図などから紹介します。
(2)吉備津神社の宝物
 吉備津神社には多くの宝物が残されています。
 これまであまり公開されることのなかったそれらを一堂に紹介します。
(3)吉備津神社ゆかりの人々
  吉備津神社の造営や信仰に関わった重源、神官賀陽氏の出である栄西、石見銀山を開発した山師で吉備津神社の再建に関わった安原知種、神官で国学者として有名な藤井高尚といったゆかりの人々を紹介します。
(4)吉備津神社の行事と賑わい
 鳴釜神事や矢立神事といった行事や、にぎやかな境内・門前の様子などを紹介します。
(5)吉備津神社の建築と平成の大修理
 吉備津神社の建築物を写真パネルで紹介します。また、現在行われている本殿・拝殿の改修や屋根の葺替えの様子を、写真パネルや模型・作業道具などで紹介します。
特別展「吉備津神社の」展示品目録はコチラを
【関連行事】