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民主党内に不穏なムード残る

2007.11.7 20:48
このニュースのトピックス民主党

 7日に開催された民主党両院議員懇談会で、普段の豪腕ぶりを封印し、平身低頭で辞意表明について釈明した小沢代表。続投は正式に決まったものの、党内の不穏なムードが完全に払拭(ふっしょく)されるまでには至っていない。

 懇談会では、小沢氏が「総選挙を必ず勝利する」と改めて抱負を述べると、「よし」という声と拍手が上がったが、一部の議員は腕を組んだまま。中堅議員の一人は「説明があいまい。これでは支持者を納得させられない」と厳しい表情を崩さなかった。

 終盤、小沢氏の続投に多くの議員が「異議なし」と連呼して会場は熱気に包まれかかったものの、仙谷由人衆院議員が手をすっと挙げたことで会場は静まり返った。「この熱気と、国民の感性とでは相当ギャップがある。党は深刻な危機にある」。

 懇談会は「がんばろう」の三唱で締めくくられたが、小沢氏の「大連立」について批判していた枝野幸男衆院議員は硬い表情で会場を後に。報道陣には「国民の皆さんにご理解いただけるよう頑張る」というせりふを何度も繰り返した。

 一方、末松義規衆院議員は「力強い言葉をもらい、雨降って地固まるという感じ。思いを込めた説明で一緒に頑張ろうという気になった」と理解を示した。

 横峯良郎参院議員は「執行部に反発され、『おれがボスなのに聞いてくれない』と2日間ぐらいスネてただけ。『恥をしのんできた』といっていたが、おれの(賭けゴルフ疑惑の)スキャンダルよりはマシだよ」と笑っていた。

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