Avio  Challenge The Future
サイトマップ Japanese English Chinese
日本アビオニクス株式会社
HOME 製品情報 会社案内 ニュースリリース 投資家の皆様へ お問い合わせ
インテリジェント プロジェクタ
パソコン遠隔会議ソフトウェア
インテリジェント ビジュアルカメラ
赤外線サーモグラフィ TVSシリーズ、赤外線カメラIRシリーズ
赤外線サーモグラフィとは
赤外線サーモグラフィ 製品ラインアップ
赤外線サーモグラフィ ソフトウェア
赤外線サーモグラフィ オプション
赤外線サーモグラフィ 用途・事例
赤外線サーモグラフィ 技術情報
赤外線サーモグラフィ セミナー・展示会情報
赤外線サーモグラフィ 関連ホームページご紹介
赤外線サーモグラフィ サポート情報
赤外線サーモグラフィ お問い合わせ
データ端末
RFID
接合装置
微細パターン外観検査装置
電子デバイス(MLB・ME)

HOME > 赤外線サーモグラフィ > 用途・事例 > 建物診断ノウハウ
工場内の設備診断

建物診断ノウハウ

赤外線サーモグラフィによる建物診断

赤外線サーモグラフィは微小な温度差を面でとらえて画像にする。
外壁の剥離、断熱不良、漏水などの原因の調査に威力を発揮する。

赤外線サーモグラフィによる建物診断

表面温度と内部状態の関連

表面温度と内部状態の関連

熱伝導と熱容量の違い

断熱材の欠落や材質の違いにより熱伝導や熱容量の違いが起こる。
これが表面に現れる温度差の原因になっている。
ここでは次のような3種類の材質を貼り付けたサンプルを作成し、表面または裏面から加熱してみた。

実験サンプルの構造

熱伝導と熱容量の違い

サンプルをヒータでアルミの背面から加熱し10秒間隔で20分測定した。
材質の熱伝導率と熱容量で各部の上昇温度と温度上昇の速度が決まる。
熱画像のA、B、Cはそれぞれ木材、発泡スチロール、コルクの板が貼ってある部分である。
B点の発泡スチロールは上昇する温度は最も低いが、温度の上昇する速度は最も早かった。これは熱伝導率が低く、熱容量が小さいためである。

裏から加熱した結果

熱伝導と熱容量の違い

熱画像のA、B、Cはそれぞれ木材、発泡スチロール、コルクの部分であり、全て日射によって均一に加熱されている。
熱伝導率が低い(断熱性の良い)B点の発泡スチロールの表面の温度が最も高くなった。
同じメカニズムで外壁が日射で加熱されると剥離部は空気層により表面からの熱伝導率が低いので健全部よりも温度が高くなる。

表から加熱した結果

漏水の実験

石膏ボードの裏側から水でエンピツの文字をなぞる。
気化熱で文字の部分が冷え、文字の部分がはっきり認識できる。
この熱が石膏ボードの表まで伝わって裏返しにしても文字が識別できる。

水分は検出が容易であること

日射による温度差(外壁剥離)

外壁剥離

住宅断熱不良

赤外線サーモグラフィは微小な温度差を面でとらえて画像にする。
外壁の剥離、断熱不良、漏水などの原因の調査に威力を発揮する。

小屋裏下の居室天井の断熱不良

プラスターボードのボンド

壁にはコンクリートの躯体にプラスターボードが貼ってある。ボンドの部分は躯体と熱的にも結合されるので、躯体の温度の影響を受ける。

プラスターボードのボンド

漏水

マンションの漏水

漏水

屋上シート防水の劣化による漏水

外壁の滞水

剥離している外壁剥離部に雨水が滞水

サーモグラフィの利用

サーモグラフィの利用

赤外線サーモグラフィで得られた熱画像には温度分布以外の要因が含まれることがある。 これらの要因を排除するテクニックや解析はあるが完全とは言えない。 建築の知識、材料、構造および工法などを考慮して、熱画像の現象を的確に推測できれば、診断に威力を発揮する。

本ページに記載の仕様及び外観は、改善のため予告無しに変更する場合があります。
本ページに記載された会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

 
個人情報の取り扱いについて | サイトのご利用について