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県内選出国会議員に提案・要望事項を説明する石川知事(右)=7日午前8時10分ごろ、東京都内 |
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石川嘉延知事は7日、東京都内のホテルに県内選出国会議員を与野党別に招き、国の平成20年度予算編成に向けた県の提案・要望事項を説明し、理解と協力を求めた。 提案・要望事項は重点項目15を含む78項目。新規は▽省エネ住宅などの普及促進税制の創設▽地域医療確保などに向けた公立病院の再編統合を促進するための支援制度創設▽複数大学で学部・大学院を共同設置できる制度の創設▽地域と連携して観光立国実現を総合的に推進する体制整備―など9項目。静岡空港整備の推進と国際定期路線開設に向けた対応と業務体制整備や、地震・火山噴火対策の推進なども引き続き要望した。 午前中に行った与党議員への説明で、地方の疲弊を招いている原因として政策的経費に使える一般財源の減少を指摘した。15年度と19年度を比較し、人件費や社会保障関係経費など義務的経費が増加する一方、政策的経費分が本県では約2割減となっている現状を説明し、「一般財源の実態を理解し、地方財政を考えてほしい。地方間や年度間のぶれをなくし、地方財政を安定させる議論を行ってほしい」と訴えた。 |