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九州大、病室での荷造り好評 「入退院の手間省け便利」

2007年11月7日 08時38分

 九州大病院に設置された集配拠点で、患者の手荷物を運ぶヤマト運輸の女性スタッフ=5日、福岡市東区

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 福岡市東区の九州大病院で、宅配業者が病室で入院患者らの荷ほどきと荷造りを無料で手伝うサービスが始まった。体の不自由な高齢者や入退院を繰り返している人も多く、「入退院時の手間が省けて便利」と好評だ。

 同病院の担当者は「最近は家族に遠慮して、体調が悪いのに1人で入退院する高齢者もいる」と話し「患者さんの負担が少しでも軽くなり、治療に専念してもらえれば」と効果に期待している。

 病院内で売店などの運営をする財団法人恵愛団と宅配便大手ヤマト運輸の協力で、10月から本格スタート。

 これまで病院内から荷物を宅配便で送る際は、患者や家族が自分で梱包し売店に持ち込んでいたが、現在は専属の女性スタッフが病室まで集配し、段ボール箱も無料提供される。料金は持ち込みのケースと変わらない。

 九州大病院の入院患者は九州各県だけでなく中国、四国地方にも及び、ヤマト運輸によると、サービスの利用は県外の患者に目立つという。

(共同)
 

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