京都府教育委員会は2日、今年4−9月に京都市を除く府内の公立学校で、セクハラ行為などで8人の男性教諭を懲戒処分にしたと発表した。前年同期より1人少ないが、永野憲男教職員課長は「教員としてあるまじき行為。服務規律の徹底を図りたい」としている。
府教委によると、北部の高校教諭(41)は女子生徒の更衣室にビデオカメラを置いて盗撮した。南部の高校教諭(43)は顧問を務める運動部の女子生徒にしつこく携帯電話やメールでドライブに誘った。北部の高校教諭(59)は城陽市のガソリンスタンドで客が取り忘れた釣り銭8000円を盗んで逮捕された。南部の高校教諭(57)は奈良県王寺町の駅前で自転車を盗んで逮捕された。4人は停職1−6カ月の処分を受け、依願退職した。
このほか、酔って自転車を盗んだ南部の小学校教諭(39)を減給10分の1(3カ月)とし、部活動で生徒4人に体罰をした南部の中学教諭(36)▽授業中に児童4人に体罰をした北部の小学校教諭(50)▽全校児童の個人情報を私物のUSBメモリーに記録させて紛失した南部の小学校教諭(44)−の3人を戒告処分にした。
|