「集団自決」訴訟/那覇で被告支援集会
大阪地裁で九日に行われる「集団自決」訴訟の原告と被告の本人尋問を前に、那覇市の教育福祉会館で六日、被告側の支援集会が開かれた。沖縄平和ネットワークの津多則光・沖国大非常勤講師が「梅澤裕・赤松嘉次戦隊長の罪状を追及する」と題して講話し、原告の戦隊長側が「証言や証拠をねつ造している」などと批判した。
津多さんは、座間味島の戦隊長だった梅澤氏が役場助役(兵事主任)に対し、「死ぬでない」「最後まで生き残って軍とともに戦おう」などと自決を止めたとしていることについて、その場にいた生存者の記録や当時の状況に照らして整合性がつかないと指摘。
また援護法の適用を受けるために軍命令があったことにしたという原告側の主張について、同法適用の問題を一緒くたに「集団自決」に絡めていると批判。原告側の主張の根拠に疑問を呈した。
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