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新潟西港で韓国貨物船が浸水
7日午前7時すぎ、韓国籍の貨物船ユウ・スン号(2562トン)が新潟市東区の新潟西港臨港埠頭(ふとう)を離岸する際、岸壁に衝突した。同船は約2キロ離れた南埠頭まで航行したが、着岸後に船首から浸水。船尾のかじが水上に出るほど船体が傾いた。新潟海上保安部と消防などが排水作業にあたった。
同保安部によると、同船は臨港埠頭から南埠頭へ向かい、スクラップを積み、韓国・ピョンテク港へ戻る予定だった。臨港埠頭を離岸する際に、船首を岸壁に衝突させた。南埠頭に着岸後、壊れた船首から浸水。水深約7・5メートルの海底まで船首が沈んだ。乗組員11人にけがはなく、油の流出は確認されていないという。
事故当時、波や風はほとんどなかったことから、同保安部は同船が操作を誤ったとみて、業務上過失往来危険の疑いで捜査する。
付近の会社に勤める新潟市西区の男性(65)は「30年以上、港の近くに勤めているが、船が浸水して傾いているのは初めて見た」と驚いていた。
新潟日報2007年11月7日
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