AviUtlと言えば、日本製の超定番動画編集ソフトだ。録画したテレビ番組のCMカットなどを行い、画質を補正するフィルタなどを適用して、DivXなどでエンコードしたAVIファイルを作成できる。非常に高機能で、画質のよいAVIファイルを作れることで定評のあるAviUtlだが、エンコード速度があまり速くないのが難点だった。フィルタや圧縮などの処理を、単一のスレッドで行っていたためだ。最近のCPUは複数のコアを搭載した物が多いが、一つのスレッドでは一つのコアしか使われないため、CPUの性能を全然発揮できない。そんなAviUtlが、4年3ヶ月の沈黙を破ってバージョンアップし「画像処理のマルチスレッド化」を果たしたぞ。画像処理が複数のスレッドに分かれたことにより、複数のCPUコアで処理を分担できるようになり、処理速度が向上したのだ。実際に4つのコアを持つCore2Quadで同じエンコード処理をやらせてみたところ、旧バージョンでは約27秒かかったのが、新バージョンでは約18秒と、1/3ほど短縮されたぞ。マルチコアCPUを使って動画作成を行っている人は、パワーアップしたAviUtlを要チェックだ。
簡単な操作でプロっぽい画像を作成できる、単機能タイプのフォトレタッチツールは、一般ユーザーの日常的なPC利用の中で非常に便利度が高い。様々な単機能ツールを覚えておけば、ちょっとした場面で気軽に写真加工を行うことができるからだ。公開されたばかりの海外製ツール「Tint Photo Editor」は、画像の中の特定の色だけを残し、他の部分をモノクロ化させるためのツール。作者のサンプルページで公開されているような、「女優の唇だけが真っ赤で他は全てモノクロ」といった、デザイン系雑誌やウェブなどでよく見かけるタイプのレタッチを、極めて簡単な操作で行うことができるぞ。
GMailが「IMAP」という仕組みに対応した。この機能は、OEなどのメーラー、ブラウザ、iPod touchなど、複数の手段で自分のGMailアカウントにアクセスしている人にとって非常に有用。仕組み上、メーラー、ブラウザ、touchなどの間でメールの未読/既読情報が同期されるのだ。たとえば、従来、GMailに届いたメールをOEで読んでも、後からブラウザでGMailページにアクセスすると当該メールは「未読」扱いになっていた。普段メーラーでメールをチェックしている人の場合、出先からGMailにアクセスしても未読メールばかりで新着メールの有無がわかりにくい……というのが「常識」だったのだ。IMAPの場合、自分がメーラーで読んでいないメールだけがブラウザ上でも「未読」になる。従来の「POP3」という仕組みでしかメールを利用していなかった人にとっては「衝撃的」ともいえる、IMAPの利用方法を紹介しよう。
「Jailbreak」という作業が行われたiPod touchには、サードパーティー製のツールをインストールすることができる。既にゲームからテーマ変更まで、様々な種類のツールが用意されているぞ。中でも、実用性重視なiPod touchユーザーにお勧めなのが、PDFをtouchで閲覧するためのサードパーティー製ツール「PDFViewer」だ。Wi-Fiでしかネットに繋げないtouchには絶対必要なのに搭載されていない機能、「ウェブページをオフラインで閲覧する」を実現することができるのだ。ブラウザ(後述するがIEでもFirefoxでも構わない)から「PrimoPDF」というフリーソフトを使ってPDFファイルを作成し、作成したPDFファイルをtouchに送り込んで「PDFViewer」で閲覧する、という流れを紹介しよう。
「ばんしー!」はNicoCache(→超旬ツールの紹介記事)の不満点を解消すべく作成されたクローンソフトだ。ブラウザなどのプロキシサーバに設定しておくと、ブラウザでアクセスしたニコニコ動画の動画ファイルがこのソフトのキャッシュフォルダに保存され、次回その動画ページを開いたときに即座に読み込めるようになる。動画ファイルは、動画IDにタイトルを付加した分かりやすいファイル名で保存されるので、動画保存ツールとしても便利だ。気に入った動画があったときにいちいち保存ツールを起動するのではなく、見た動画が片っ端から保存されていくので、後になって「あの動画、保存しておくんだった」なんてことにならなくて済むぞ。ただし、HDD容量の食い過ぎには注意しよう。「ばんしー!」がNicoCacheと比べて便利なのは、途中で動画ページを閉じてもダウンロードを継続してくれる所。ちょっとだけ見ただけで閉じてしまった動画も、後で見直したくなったときには素早く再生されるぞ。また、特定の文字列を含むURLへのアクセスをブロックする機能も搭載されている。動画のコメントや、広告表示用のスクリプトなどをブロックして、すっきり快適に閲覧できるようになるぞ。
軽量ながら機能の充実した画像ビューアとして人気の高い「IrfanView」が、Version4.00からVersion4.10にバージョンアップした。このバージョンでは、ペイント機能を追加するプラグインが搭載され、画像に線を引くなどの簡易画像編集が可能になったぞ。お絵描き機能はWindows標準のペイントに毛が生えたくらいのものだが、「Straighten/rotate tool」はかなり便利。画像上に線を引くと、その線が水平になるように画像を回転してくれるのだ。写真の傾き補正などが簡単に行えるぞ。その他の機能も、閲覧している画像にちょっと注釈を加える程度なら十分役に立つはずだ。
本格的な配布が始まりつつあるInternetExplorer7に、広告画像を非表示にしてしまうプラグイン「AdBrick」が登場した。Firefoxの「AdBlock」拡張機能に、名前から機能までよく似ている。Brickとは、英語で煉瓦や堅牢な壁と言った意味だ。ページ上の右クリックメニューからブロックしたい画像URLのルールを登録するだけで、簡単に非表示にできるぞ。今の所、IMGタグや背景画像、インラインフレームやスクリプトタグなどのブロックに対応している模様。重くて目障りな広告を消し去ってしまえば、すっきり快適なブラウジングが楽しめる。IE7には他にも結構便利なプラグインがあるので、IEコンポーネントブラウザなんて導入しなくても十分かも?
「BOON SUTAZIO」はニコニコ動画を楽しむための機能が満載された専用ブラウザだ。特筆すべきは動画をコメント付きでダウンロードできること。標準で3本、最大で5本の動画を一度に保存可能だ。ダウンロードした動画は付属のプレイヤーで素早く再生でき、当然コメントも表示されるぞ。またプレイヤーには「NGワード」機能が搭載されており、特定の言葉を含むコメントを非表示にすることだってできる。ニコニコ動画で人気の動画にはたいてい「つまんね」「自演乙」などのネガティブなコメントが書き込まれまくっているが、一切見なくて済むようになるのだ。ニコニコをディープに楽しむには今後必携になっていく可能性が高いツールだぞ。なお、BOON SUTAZIOを使うには「ffdshow」と「FLV Splitter」が必要だ。あらかじめ導入しておこう。
通常はmixiにログインしないと確認できない、メッセージの全文・マイミクの日記・コミュニティへの最新書き込みを、普段使っているOEなどのメーラーで受信することができる国産ツール「Popmixi」。従来バージョンはシェアウェアとして公開されていたソフトなのだが、最新版からフリーソフトとなった。最大のポイントは、情報をPOP3で通常のメールと同様に受信できる点。メーラーを問わずに使えるし、メーラーのフィルタリング(メッセージルール)機能などを使って、「メッセージ全文の場合は携帯電話に転送」「コミュ最新書き込みは基本的に不要なので別フォルダ行き」といったように、情報を自由に扱うことができるのだ。
パソコン上でニコニコ動画を巡回し気に入った動画を登録していく → ワンクリックで登録した動画を一括ダウンロード&変換 → iTunesに自動登録 → iPodに送る……というニコニコ動画鑑賞スタイルが実現可能になるフリーソフト「ニコニコPodder」がリリースされた。ニコニコ動画に用意されているプレイリストのようなシステム、「マイリスト」を使う仕組みで、パソコン上で「マイリスト」に登録した動画を、ワンクリックでダウンロード/形式変換/iTunesに登録してくれる、というツールだ。
先に書いておくと、当方は現在動作を確認できていません(ダウンロードまでは正常に進むが、形式変換と自動登録が動作しない)。
原因を究明いたしました。以下の解説通り、インストールパスに注意を払うことで正常に利用することが可能です。
友達から「何かパソコンがおかしいから助けて!」などと電話がかかってくると面倒だ。相手が初心者だと、そもそも何が原因で何が起きているのか説明が要領を得ないし、口頭で教えた解決策がなかなか実行されない。ならば、もう自分が遠隔操作で問題を解決してしまった方が早い……と、いう用途にピッタリの仮想LAN(VPN)遠隔操作ツールが「CrossLoop」。最大のポイントは、アカウント登録やVPNのネットワーク設定などが一切不要で、相手に行わせる作業がミニマムだという点。「アクセスコード」の受け渡しだけで使えるし、「仮想LAN」という仕組み上、相手のマシンに対して、自分と同じLAN内のマシンの場合と同じように接続可能。相手側がルーター環境でも問題なく利用できるのだ。
「XUL Player」は、Firefoxなどと同じ「XUL」でGUIを構築したマルチメディアプレイヤーだ。動画の再生部分は、オープンソースで開発されている「MPlayer」がベースになっている。MPlayerは、自前のコーデックで様々な形式を再生できるのが便利だが、GUIが使いづらいため、同様の特徴を持つ「VLC MediaPlayer」に比べると今ひとつ人気がなかった。XUL Playerでは、メニューバーやステータスバーなどの標準的なGUIが搭載され、使い勝手がかなり向上しているぞ。明るさの変更や倍速再生などの機能も利用可能だ。いずれは、Firefoxなどのように高度なカスタマイズや機能拡張も可能になるかも知れない。今後の発展に注目したいソフトだ。
そろそろ店頭にも並び始めたiPod touch。touchの液晶は、従来のビデオiPodより高解像度になっている(320x240 → 480x320)ので、いわゆる従来の「動画をiPodに入れるテク」をそのまま使うのはオススメできない。touchの高解像度を活かせないのだ。……というような問題を自力でどうにかできる人は自力でどうにかすれば良いのだが、「どうすればいいの?」という人も多いはず。現状で非常に簡単にtouch用の動画を作成するための手段として、日本語で利用できるフリーソフト「Free Video to iPhone Converter」を紹介しよう。ツール名は「iPhone」だが、動画絡みの性能はiPhoneもtouchも同じ。iPod touch用として利用できるのだ。
なお、対応形式は「*.avi, *.mpg, *.mpeg, *.mpe, *.wmv, *.asf, *.mov, *.qt, *.3gp, *.3g2, *.flv, *swf」となっている。ogm,mkv以外なら一般的な形式の動画は全て読み込める、と言えるだろう。
ブラウザで読み込んだファイルは、キャッシュとしてパソコン上に保存される。同じファイルを何度もダウンロードする無駄を省き、ページの表示を高速化するためだ。このキャッシュには、他にも使い道がある。過去に見たページが削除やサーバトラブルで見られなくなっていても、キャッシュからサルベージして見られるかも知れないのだ。また、動画本体をダウンロードしづらい動画サイトで、キャッシュに保存された動画をコピーして保存するといったこともできる。「IECacheView」は、IEのキャッシュに保存されたファイルを一覧表示して検索やコピーが行えるツールだ。ファイルの種類やアクセス日時などで並び替えられる他、URLに含まれる文字列で検索したりも出来るので、標準のエクスプローラを使うよりも快適にキャッシュファイルを漁れるぞ。
ツールやドライバのインストール→アンインストールを繰り返すと、レジストリ内には、アンインストール時にキレイに元通りにされなかった情報、いわゆる「レジストリのゴミ」が溜まっていく。ゴミのせいで意味不明なエラーメッセージが表示されるようになるケースもあるし、そもそもレジストリが肥大化していくとOS起動が遅くなってしまってウザったい。レジストリのゴミをスキャンし削除してくれるフリーソフト「NT Registry Analyzer」を利用しよう。万一問題が発生した場合のためのアンドゥー機能も搭載された、安心して利用できるレジストリ掃除ツールだぞ。
「Joost」は、KazaaやSkypeの作者らによって作られたインターネットTVソフトだ。P2Pネットワークでユーザー間でもデータの転送を行うことで、人気の番組でもサーバがパンクすることなく安定して視聴できるのが特徴。海外では企業からの注目も熱く、既に15000以上もの番組が配信されているぞ。今までは招待制のクローズドβテストだったが、β1.0の公開と共に招待不要のオープンβに移行した。インストールしてメールアドレスとログイン情報、誕生日と性別を入力するだけですぐに利用可能だ。Widgetとしてツールを追加できる機能も搭載されており、同じ番組を見ている人同士でチャットをするWidgetなんかもある。ユーザーが自由にWidgetを作成できるようになれば、ニコニコ動画風のチャットなんかも登場するかも知れないぞ。要注目の有望ツールを、この機会に是非試してみよう。
ノートPCに搭載されているタッチパッドは、キーボードに両手を置いたままでも、親指でカーソルを操作できるが、ボタンは上手く押しづらい。ドラッグ&ドロップなどの複雑な操作をするには、キーボードから手を離した方が楽なのが現実だ。「Thumbsense」というソフトを使えば、タッチパッドに指が触れている間だけ、ホームポジションのキーがマウスボタンとして動作するようになり、ホームポジションから手を離さずに快適なポインタ操作を行えるようになる。このThumbsenseを、ホットキーにスクリプトを割り当てたりするユーティリティ「AutoHotkey」で
パクって再現してしまったのが、「ThumbRemap.ahk」だ。割り当てる動作はAutoHotkeyのスクリプトで定義できるので、ウィンドウ操作など様々な機能を割り当てて、ノートPCの操作性を大幅に改善できるぞ。現在の所、Synaptics社とALPS社のタッチパッドに対応しているので、ほとんどのノートPCで使用可能なはずだ。
ニコニコ動画最大の問題は、サーバーが重くて動画再生がモタつく点だ。公開されたばかりのフリーソフト「NicoCache」を使うと、一度最後まで読み込んだニコニコ動画の動画再生ページを、次回以降は瞬速で開けるようになる。「あのお気に入り動画を毎晩のように見てるのに、毎回毎回ロードを待たされてウザい」「動画読み込みがダルいからダウンロードして見てるけど最新コメントを読めないのがちょっとイヤ」という人は今すぐ試してみるべき要注目ツールだ。HDD内にニコニコ動画専用のキャッシュフォルダを用意し、読み込んだ動画を保存していく仕組み。仕組み上、最後まで読み込んだ動画はHDD内に保存されていくことになるので、ダウンロードも簡単になる、というかダウンロードする必要がなくなる点もポイントだ。
AVIなどの動画ファイルをテレビで見たい場合は、DVD化を行うのが定番テク。DVD用の形式変換を行ってDVD-Rに焼き、家電プレイヤーなどで再生を行うのだ。従来から定番となっている変換テクは、大きく分けて二種類。操作が非常に簡単だが完成するDVDにメニューが一切存在しない手軽な方法と、市販ツール顔負けなメニュー作成を行う「DVDStyler」を使う本格的な方法だ。今回紹介する動画ファイル→DVD作成ツール「DVDForger」は、両者の間に上手く入る込める第三のテク。「市販製品顔負け」とまでは言えないが必要十分なメニュー付きのDVDを、かなりラクチンに作成することができる。「DVDStylerを使うのは面倒だけどメニューが一切ないと操作しにくいし……」という需要にピッタリの、使いやすいDVD作成ツールだぞ。定番のライティングツールImgBurnを入れておけば、動画変換後の書き込みまでを全自動で行ってくれる点もポイントが高い。
Torとは、いわゆる「匿名串」と違って一度設定を行えば「串が折れたので再び串リストを取得して再設定……」なんて手間もなく使える匿名プロクシツール。既に「にゅーあきば」でも紹介しているので基本的なメカニズムは「匿名SocksプロクシTorを簡単に使えるVidalia」に投げるが、Torは、今や会社や学校内からのウェブ巡回などに欠かせない定番ツールの一つだ。そんなTorと同種(厳密に言えば少し仕組みが違うのだが、興味がある人は公式サイトの「Architecture of the Anonymization Service」を参照)の、もう一つの匿名プロクシツールが「JAP」。何となく名前が気にならなくもないが、導入~利用の手順がTorより分かりやすいのが最大の特徴。基本的に無料で利用できるが有料サービスも用意されており、お金を払えば高速回線を利用することができる。初心者からヘビーユーザーまで、多くのネットユーザーにとってTorをリプレイスする可能性があるツールだぞ。
「お気に入りのウェブサイトはサイト全体を一括ダウンロードしローカル上で鑑賞しよう」という方法論は何年も前から「定番」となっているテクだ。ダウンロードしておけば出先のノーパソでもネット接続なしに見れるし、閉鎖したサイトのアーカイブは一括ダウンロードしておかないといつ読めなくなるか分からない。……ということで一括ダウンロードしたサイトデータを、ZIPなどに圧縮し、圧縮したままブラウザで読むためのフリーソフト「Weblzh」がリリースされた。JPGなどの画像ファイルを圧縮書庫のまま読める、漫画ブラウザのウェブサイト版、と考えれば分かりやすいだろう。圧縮しておけば容量節約にもなるし、漫画の場合と同じく、「1サイト=1ファイル」なら管理しやすい。10以上のサイトアーカイブをローカルに保存している人ならメリットを感じられる、新しいウェブサイトアーカイブ管理テクを試してみよう。
Free Video Downloaderは、YouTubeやGoogleVideoなどのサイトから動画ファイルをダウンロードするツールだ。動画ページのURLをクリップボードにコピーしてボタンを2回押すだけの簡単操作で、FLVファイルをダウンロードできるぞ。自動的に動画のタイトルが取得され、保存ファイル名の初期値に設定される。アーカイブを解凍してfvd.exeを実行するだけで使用でき、ランタイムライブラリなども必要ないので、ダウンロード環境が整っていないパソコンで急にYouTube動画を保存したくなったときにもすぐに利用できるのが便利だ。
Hogehoge2006(仮)は、データベースに登録された曲から指定されたルールに従って曲をリストアップして再生するタイプの音楽プレイヤーだ。同様の方式のiTunesなどと比べて非常に軽快に動作するため、他の作業をしながら再生しても邪魔にならないぞ。データベース機能を活用すれば、「再生回数の多い曲」をリストアップする検索クエリを作成してお気に入りの曲だけを聴いたり、「しばらく再生していない曲」で満遍なく全ての曲を再生するといったことも可能だ。昨年11月以来更新が途絶えていたHogehoge2006だが、HDDのクラッシュで失われていた開発環境が復旧できたとのことで、約10ヶ月ぶりに新バージョンが公開された。このVersion 0.0.0.9では、検索クエリを画面上で編集する機能が実装された。特定のアルバムやアーティストの曲をリストアップするクエリなら、ドラッグ&ドロップだけで簡単に作成できるぞ。
Windowsで様々な動画を再生可能にするコーデック詰め合わせ「K-Lite Codec Pack」で知られるCodec Guideから、動画の形式変換やDVD化のためのツール集「K-Lite Video Conversion Pack」が登場した。現在の所、「Avidemux」「DVD Styler」「ImgBurn」の三点セットだ。「Avidemux」を使えば、AVIやDIVX、FLVなど様々な形式の動画を別の形式に変換できる。DVDに合わせた解像度の変更なども自動で行ってくれる優れ物だ。「DVD Styler」では、複数のMPEGファイルを登録して、好きな画像を背景にしたメニュー画面を付け、DVDビデオを構築できる。DVD StylerでISOファイルを作成したら、「ImgBurn」を使ってDVD±Rに焼こう。このK-Lite Video Conversion Packさえあれば、ネットで集めた様々な形式の動画コレクションを、簡単にDVDビデオ化して、テレビの大画面で観賞できてしまうぞ。
「Log-me in」は、アカウント登録が必要な無料サービスのドメイン名を入力すると、二つの文字列が表示されるというプログラムだ。その文字列をログイン画面に入力すると、何故かログインできてしまうことがあるようだ。怪しすぎる!これを使えば、個人情報を入力してアカウント登録する必要が無くなるとのこと。170,000以上もの海外サービスに対応しているらしいが、誰が何の目的で登録してどのような経緯でこのソフトに登録されたアカウントなのか不明なので、利用には注意が必要だ。くれぐれもサービスの利用規約や不正アクセス禁止法に抵触するような使い方はしないように!なお、他の人が同じアカウントでログインしていたり、ログインした人によってパスワードが変更されていたり、不正使用でアカウント削除されたりして、ログインできなくなっていることも多いようだ。
Fortop SWF Resources Extractorは、Flashファイルに含まれている画像や音声のリソースを抜き出すツールだ。同様のツールとしてよく知られている「HugFlash」と違うのは、抜き出せるリソースの一覧がプレビュー表示されて、選択したリソースだけを抜き出せるという点だ。画像の大きさや音声の長さなどの情報も表示されるので、どれが目当てのリソースかも分かりやすいぞ。また、保存先フォルダの指定方法など、細かな使い勝手にも配慮されている。今の所安定性に難があるようで、HugFlashでは抜き出せたリソースが抜き出せなかったり、読み込み時に不正終了してしまうことがあったが、今後の改良に期待したい。
butterfly searchは、大量のテキストファイルから、特定の単語を含むファイルを検索するツールだ。テキスト検索ツールというと、検索語句を入力してから対象フォルダの全ファイルをスキャンして一致箇所を探すタイプと、予め登録フォルダ内のテキストから単語を収集してインデックスを生成しておくタイプの2種類がある。butterfly searchで採用されているインデックス生成型の検索は、正規表現などの複雑な検索は実現しにくいが、大量のテキストからも素早く検索できるというメリットがある。インデックス生成型の検索ツールには、Googleデスクトップのような大がかりでインストール作業の必要な物が多いが、butterfly searchは、解凍した実行ファイルを起動するだけで使えるので手軽だ。
検索キーワードを入力するだけでネットで話題の画像を次々表示して楽々保存できちゃうネトラン特製サービス「ダラぴく探」に、2chに貼られた画像URLを検索する新機能が搭載されたぞ。従来のGoogleを利用した検索では、アップローダーなどで公開されてすぐに消えてしまう画像は検索できなかったが、この新機能ならバッチリ検索できるぞ。Googleではなかなか見つからないようなレア画像をザクザク手に入れられるのだ。ただし、アップローダーの画像はすぐに消えてしまうので、気に入ったら即保存しないと後悔する。Irvineと連係したダウンロード機能を活用してくれ。
「ぱのらみ」は、2つの連続した写真を一つの画像に連結できるパノラマ画像作成ソフトだ。2つの画像をドラッグアンドドロップで登録して、左の画像から基準となる部分を2箇所クリック、右の画像からも同じ場所を2箇所クリックて合成ボタンを押せば、その場所がぴったり重なるように位置や大きさを調節して連結してくれる。普通のデジカメで普通に撮った写真も、たったの5回のクリックだけでパノラマ写真にしてしまえるぞ。合成処理は比較的簡易な物のようだが、左右の画像で明るさが違ったりしていなければ、適当に撮った写真でもかなり違和感なく合成できる。横長の物体を一つの大きな写真に収めたいときなどに利用してみよう。
WindowsXPなどに付属のタスクマネージャは、プログラムのCPU使用率を確認したり、終了できなくなったプログラムを強制終了したりするときに使うが、余計な機能も多くて重い。そのため、機能を絞って使い勝手を高めた代替タスクマネージャが多数公開されている。だが、Ctrl+Alt+Deleteを押したときに起動されるプログラムまで変更してしまえる完全な代替ソフトは少ない。好きなプログラムをタスクマネージャの代わりにしたければ、「Replace TaskManager」を使おう。Ctrl+Alt+Deleteなどのほか、タスクバーの右クリックメニューコマンドなども完全に置き換えられるぞ。