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太田知事 政治団体 甥宅でも事務所費 月5万円、1年8カ月

11月2日16時21分配信 産経新聞


 太田房江大阪府知事(56)の政治団体「太田房江を支える東京の会」が、母親が住む東京都江東区のマンションを事務所としていた問題で、このマンションに事務所を移転するまでの約1年8カ月間、大学生だった知事の甥(おい)が住んでいた別のマンションを事務所として届け出ていたことが2日、分かった。甥にも事務所費から月5万円の賃料を支払っていた。両親名義のマンションを含め、3年1カ月間で185万円を支出したことになるが、事務所としての実態があったかどうかは不透明だ。

 東京都選挙管理委員会に届け出られた政治資金収支報告書などによると、「東京の会」の主たる事務所は平成15年3月の設立当初、別の場所に置かれていたが、16年8月、当時大学生だった知事の甥が住む江東区のマンションに移転した。

 甥のマンションへの事務所移転については太田知事とも相談し、甥と業務委託契約を結んで事務所費から月5万円を支払うようになった。関係者によると、賃料の支出についても太田知事の指示があったという。同会の政治資金収支報告書には、16年に約72万1000円、17年には約75万6000円の事務所費が計上されている。

 この甥のマンションでも母親が住むマンションと同様、同会あてに届いた郵便物を転送していた。しかし、学生用のマンションで会合が開けるようなスペースはなく、実際には会の事務所として使われていなかったとみられる。

 18年3月に甥が大学を卒業、転居することになったため、事務所の住所は母親が住むマンションに移転され、両親あてに月5万円の支払いが続けられた。この結果、16年8月から事務所が会計責任者の自宅に移った今年8月下旬までの3年1カ月間で185万円の事務所費が太田知事の甥や両親に渡っていた計算になる。

 太田知事は、両親のマンションに事務所を移した理由について1日、「事務をしていた前の人が転居し、する人がすぐ見つからず、『手伝う』という母の言葉に甘えた」などと述べていた。しかし、2日になって「先の会見では質問がなく、(甥に)迷惑をかけたくないとの思いから話さなかった。業務委託の範囲内の支払いであり、何ら問題ないので、ご理解いただきたい」とコメントした。


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最終更新:11月2日17時12分

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