|
|
11月7日のながさきニュース
|
長崎新聞
|
|
小学校教諭が女児十数人の体触る 1年以上、県教委が懲戒免職
県教委は六日、一年以上にわたり十数人の女子児童の体を触る行為を繰り返していたとして、南島原市立古園小（白石國男校長）の山野井哲朗教諭（33）を懲戒免職処分にした。記者会見した県教委義務教育課の江頭明文課長は「指導を建前にした行為。絶対に許されない」として陳謝した。
県教委などの調べでは、山野井教諭は昨年九月ごろから、運動クラブの指導の際、中学年、高学年の女子児童十数人の胸などを服の上から触っていた。先月、被害児童の一人が担任教諭に相談し、発覚した。山野井教諭は事実を認め「大変申し訳ない。子どもたちの心を傷つける行為をした自分が悔しい」などと話しているという。
発覚以降、ショックや教師への恐怖感などで、学校を欠席する数人の児童もいたが、現在は登校している。一部の児童は「先生が怖くて言い出せなかった」とも話しているという。
山野井教諭は二〇〇三年から同校に勤務し四年目。生活指導主任を務めていた。県教委は保護者らの評判について「一定の力量を持って、部活を指導し、周囲の評価は高かった」としている。
白石校長については、戒告処分とした。同校長は「保護者や地域の皆さんの信頼をなくすようなことになり申し訳ない。子どもの心の傷を思うと眠れない」と陳謝した。
同市教委は、児童の心のケアのため、カウンセラーを派遣するなどの措置を取る方針。県教委は「今後、いじめなどの二次被害を招かないよう指導していきたい」としている。
|
|
|
|
