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「施設長が虐待」認可外保育所に閉鎖命令 香川県「生命に危険」

 施設長が子どもへの虐待を繰り返したとして香川県は6日、同県宇多津町浜八番丁の認可外保育施設「モンドバンビーニ」=安藤聡志施設長(32)=に対し、児童福祉法に基づく施設閉鎖命令を出した。安藤施設長は「冗談や遊びでやった。虐待の認識はなかった」と話しているという。厚生労働省によると、同法は02年、児童福祉審議会に諮らず都道府県独自で閉鎖命令が出せるよう改正されたが、命令が出たのは法改正後初めて。

 県によると、施設は05年10月にオープンし、現在は0~5歳の子ども36人が在籍。安藤施設長は今年8~11月、子ども6人に対し、頭を掃除機で吸い込む▽本で殴る▽平手でたたく▽積み木を投げつける--などの虐待行為を繰り返した。子どもに大きなけがはなかったという。

 職員は安藤施設長を含め5人。先月31日、施設関係者らから同町に「施設長が児童を虐待している」と通報があり、県が5日に立ち入り調査した。

 県は、施設長自ら虐待行為をしており、今後も同様の行為が繰り返された場合、子どもの生命に危険が及ぶことが予想されることから、最も重い閉鎖命令に踏み切った。【南文枝、大久保昂】

毎日新聞 2007年11月6日 大阪夕刊

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