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【茨城】厳しくなった飲酒運転の罰則 母国語でよく理解して2007年11月7日
改正道交法施行による飲酒運転の厳罰化に伴い、日本語を話すことができても読むことができない外国人向けに、常総署は、罰則の詳細を五カ国語に翻訳したちらしの配布を始めた。翻訳版の作製は今回初めてで、管内で成果が挙がれば県内全域で導入する方針。 (小沢伸介) 管内の常総市とつくばみらい市には約五千二百人の外国人が生活。うち約千三百人が運転免許を所持している。管内で外国人が関係した交通事故は昨年の十一件に対し、今年は九月末現在で十六件と増加傾向にある。 外国人からは「日本語のちらしを見ても、意味がよく分からない」との声もあり、日本の厳しい罰則を母国語で正確に理解してもらおうとちらしの配布を決めた。 道交法の改正により、酒酔い運転は、本人に五年以下の懲役か百万円以下の罰金、酒の提供者と同乗者にも三年以下の懲役か五十万円以下の罰金が科せられる。県警国際捜査支援センターの通訳担当者が、この改正内容をポルトガル語、スペイン語、中国語、韓国語、英語に翻訳した。 ちらしはA4判で計二千部印刷し、外国人が立ち寄る署内の免許窓口や飲食店、ガソリンスタンド、人材派遣会社に置き、事故防止を呼びかけている。
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