◇市民団体、佐賀で
九州新幹線長崎(西九州)ルート整備問題で、建設の是非について考える県民集会が11月11日、佐賀市で開かれる。女性市民団体「政策集団・現」が主催。パネリストとして、同ルート建設に反対する鹿島市の桑原允彦市長らが決まっている。主催者は推進側の県にも登壇を要請しており、賛否両論を知ってもらえる討論会にしたい、と話している。
集会のタイトルは「九州新幹線長崎ルート建設? 県民集会」。
「現」は今年7、8月に、桑原市長との公開討論会を開催するよう古川康知事に要請。県側は「建設推進はすでに決定済みで、是非を問う討論会には出席しない」と拒否した。このため「現」は、討論会形式を取らないことで県の参加を促したいという。
「現」の事務局を務める味志陽子さんは「幅広く県民に賛否両論を知ってもらうべきだ」と主張している。
集会は11月11日午後6時半、佐賀市天神の県立女性・生涯学習センター「アバンセ」ホールで。参加費500円(高校生以下無料)。問い合わせは味志さん(0952・22・6483)へ。【上田泰嗣】
毎日新聞 2007年10月23日