2007年 11月 6日
香川県が認可外保育所に閉鎖命令
香川県宇多津町の認可外の保育所で預かった6人の幼児に虐待を繰り返したとして香川県は6日、この施設に対し閉鎖命令を出しました。閉鎖命令が出されたのは宇多津町の認可外の保育所、モンドバンビーニです。香川県によりますとこの施設の32歳の男性の施設長が3歳の男の子の頭を本で殴ったほか、2歳の男の子に対しては頭を掃除機で吸引するなどして、今年8月から今月にかけ、預かっていた6人の幼児に対し同様の虐待を繰り返していたということです。6人にケガはありませんでした。香川県の調べに対して施設長はたたいたりしたことは認めていますが、しつけや遊びで虐待の認識は無かったと話していると言うことです。香川県は虐待がエスカレートする恐れがあるとして閉鎖命令に踏み切りました。

伯備線事故でトラック運転手を書類送検
今年8月、高梁市のJR伯備線の踏切で、大型トラックと特急列車が衝突し、3人が死傷した事故で、トラックの運転手が6日、岡山地方検察庁に書類送検されました。この事故は今年8月24日、高梁市松山のJR伯備線の踏切を渡ろうとした大型トラックが特急列車と衝突したものです。踏切の非常ボタンを押そうとした男性1人が死亡したほか、列車の乗客2人が軽いケガをしました。警察の調べで大型トラックを運転していた福岡県うきは市の37歳の男性が、踏切を無理に横断しようとして立ち往生した疑いが強まり6日、自動車運転過失致死傷などの疑いで書類送検したものです。男性は警察に対し、「渡れると思った申し訳ない」と話しているということです。

婦女暴行の元香川大学生を再逮捕
女性を襲い乱暴した罪で起訴された香川大学の元学生が別の女性にも乱暴しケガを負わせたとして6日、婦女暴行傷害などの疑いで警察に再逮捕されました。婦女暴行傷害と住居侵入の疑いで再逮捕されたのは元香川大学教育学部4年生の、山下光男容疑者(22)です。警察の調べによりますと山下容疑者は今年9月8日午前2時半頃、高松市内にある住宅の敷地内で、帰宅した27歳の女性の背後から抱きつき、「静かにしろ、騒ぐと殺すぞ」などと脅しました。そして女性を押し倒すなどの暴行を加え、腕に全治2週間のケガを負わせた疑いです。山下容疑者は別の2件の婦女暴行事件で起訴されていて香川大学をすでに退学処分になっています。取り調べに対し山下容疑者は容疑を認めていて警察ではさらに余罪があるものとみて追及する方針です。

高松市職員装う振り込め詐欺
高松市職員を装い、医療費を還付する言ってお金を振り込ませようとする振り込め詐欺が相次いでいる事がわかり、注意を呼びかけています。高松市によりますと5日だけで少なくとも30件余りの電話があり、60歳代の女性からは電話の指示に従い、銀行のATMから50万円を振り込んだという相談も寄せられています。市では、身に覚えがない電話はすぐに切り、決してお金を振り込まない様呼びかけています。

赤磐市の運送会社を家宅捜索
先月、国などの許可を受けずに広島県内で大型トレーラーを走らせたとして、警察は6日、赤磐市の運送会社を道路法違反などの疑いで家宅捜索しています。家宅捜索を受けたのは赤磐市の運送会社豊田建運で、午前10時ごろ広島県警の捜査員約10人が捜索に入りました。警察の調べによりますと豊田建運は先月18日、広島県呉市で道路法で定められた必要な手続きをとらずに大型トレーラー1台を運行した疑いです。道路法では、車の幅や長さなどが一定の条件を超える大型車については国や県などの許可が必要となります。警察は「車体からはみ出して建設機械を積んだ大型トレーラーが走っている」との通報を受けて捜査していました。警察は今後、押収した資料などから運行管理の状況を調べることにしています。

関西・森田選手がタイガースと仮契約
先月3日に行なわれたプロ野球の高校生ドラフトで阪神タイガースから指名を受けた関西高校の森田一成選手が5日、仮契約を交わしました。契約金は4000万円、年棒は600万円ということです。森田選手は、身長185aの恵まれた体格を生かした長打力が持ち味で、3季連続で甲子園出場も果たしています。森田選手は、来月中旬に正式契約を交わし、来年1月上旬、合同自主トレに参加する予定です。

まなびピア岡山閉会式
全国生涯学習フェスティバル「まなびピア岡山」が全ての日程を終え、閉幕しました。倉敷芸文館で行なわれた閉会式には、約800人が参加し、最初に、倉敷市の郷土芸能下津井節などが披露されました。そして、岡山県の石井知事が「この大会を契機にして多くの県民に生涯学習の意欲を高めてほしい」と閉会の挨拶をしました。その後、来年まなびピアが開催される福島県の内堀副知事に大会旗を引き継ぎました。まなびピア岡山は期間中、県内各地で440余りの催しが行われました。

在日中国人が新しい入国審査制度で申し入れ
テロ対策の一環として今月20日から、外国人が日本に入国する際、顔写真の撮影と指紋押なつが義務付けられます。6日、岡山県内に住む中国人などが制度の廃止を求めて入国管理局に申し入れを行いました。申し入れを行ったのは岡山県に住む中国人などで作る岡山県華僑・華人総会です。今月20日から始まる新しい入国制度ではテロ対策の一環として日本に入国する外国人に対して顔写真の撮影と指紋の採取を義務付けています。訪れたメンバーは戦前から日本に住んでいてテロとは全く関係ないとして新しい入国制度の撤廃を求めています。会では今後、法務省にも制度の撤廃を働きかけていきたいとしています。

ホテルオークラ岡山の新しい総支配人
先月1日に岡山国際ホテルから名称を変更した岡山市のホテルオークラ岡山の総支配人に倉敷市出身の山潟良一さんが就任しました。山潟さんは55歳、1974年にホテルオークラに入社後中国の上海にある系列ホテルの幹部などを経て、岡山に赴任しました。会見で山潟さんは「立地条件は厳しいがホテルオークラの知名度やノウハウを生かせば十分にやっていける」と抱負を語りました。