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2006年10月18日 (水曜日)

リウマチと闘う(4)

両親とはもうすっかり疎遠になっているそうです。

また唯一の姉も、何事もないときは優しい言葉をかけてくれるそうですが、Sさんが行き詰って何か頼みごとをすると、家庭の事情などいろいろなことを理由にして、あまり手を差し伸べてはくれないそうです。

特に彼女はそうした恵まれない人間関係が原因で、抱え込む必要のない身体的なトラブルを抱え、深刻なものにしてきたという経緯があります。
特に彼女の足はダメージを受け続けてきました。

彼女はお姉さんのお下がりばかりをあてがわれたので、足のサイズに合わない大きな靴を無理やり履かされ続けることになり、合わない靴で歩くうちに足の指がきちんと地面に付かないような形になってしまったそうです。

また彼女が数年前に、階段から落ちて足の骨が露出してしまうほどの大怪我をした時に、あまりの大量の出血だったにも拘らず、近所の目を気にするあまり家族が救急車を呼んでくれずに、血まみれの足を引きずって自力で病院まで行って、「何故こんなになるまで放っておいたのか」と担当の医師に驚かれたそうです。
下手をすれば、出血性のショック状態になってもおかしくなかったほどの大怪我だったわけです。

その時の後遺症がまだ少し残っているということで、気の毒でなりません。

私自身、人様を指差せるような立派な人間ではありませんが、これらの話を聞いたときにはさすがに憤りを感じました。

これだけ足にダメージを受けている状況の中で、昨年末から春先まで担当したパソコン講座では、慣れないパンプスを履き続けたため外反母趾がひどくなったため、高いお金をかけて足に合った靴をシューフィッターに作ってもらったばかりでした。

その矢先に、骨が変形してしまうリウマチという病気にかかってしまったため、せっかく何万円もかけて作った靴も無駄になってしまうかもしれないとうなだれていました。

階段から落ちて大怪我をした際の足のケアが十分でなかったことが、外反母趾や今回のリウマチを悪化させる遠因になっているということも言われたそうです。

大げさでも何でもなく、そのままドラマにでもなりそうな、波乱万丈な人生なのです。

これ以上細かいことは書きませんが、どうしてこの人はいつもいつも困難な道を通らされているんだろう、という思いに胸が締め付けられました。

(続く)

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コメント

階段から落ちて救急車を呼ばなかった家族です。
このコメントを書くか迷いましたが・・・・・。
近所の目を気にして救急車をよばなかったのでなく、救急車を呼ぶようなケガには見えませんでした。骨など露出しておりません。
ちなみに、私が同様のケガをしても病院には行きません。
これは、本人にも話した事です。
あなたは、本当のことも知らずに私のことを冷血人間のようにブログに書いていますが、非常に不愉快です。
読む人によっては、その人が誰か簡単にわかってしまいます。そんなことをブログに書くこは非常識です。


投稿 xyz | 2006年10月19日 (木曜日) 23時31分

この記事を読む人によっては、その人が誰だかわかってしまう?

私自身はそのようには判断しませんでしたので、公開に支障があるとは思っておりません。
あなたがあなたの判断で救急車を呼ばなかったのと同じように、自分でこれで良いと判断したことをしました。

Sさんの怪我があなたの目には救急車を呼ぶほどの怪我に見えなかったとしても、本人がSOSを発しているのであれば、それなりに重症であると判断できるのではないでしょうか。

あなたが同じような怪我をしても病院にいかないというのは、あなた自身の勝手であって、Sさんのこととは関係ありません。
目の前に怪我をした人がいれば、手当てをするために十分な手段をとるべきで、そのために救急車を呼ぶことは決して大げさなことではないと思います。

私自身、家族の緊急事態に救急車を呼んだことが2度ばかりあります。
見た目には大したことはなさそうに見えました。
しかし症状の軽重は私が判断することではなく、医師が判断することです。
いいかげんな素人判断で、もし大事に至ってしまったら、それこそ取り返しがつかないではありませんか。

この記事を書こうと思ったのは、Sさんのリウマチの状態がなかなか改善していないことを知らされたことがキッカケです。

ただし聞きかじったことを事実であると“思い込んで”記事にしたわけではありません。
リウマチ闘病の様子を記事にすることを了承いただいた上で、記事の内容に事実誤認がないように、ご本人には怪我に関する記事の部分を公開前にあらかじめ読んでいただき、きちんと確認を取りました。

この記事のテーマは「リウマチ」と闘うSさんのことを書くことが目的であって、足の怪我のことはそれにまつわるエピソードとして挿入したにすぎません。

仮に救急車を呼ぶほどの怪我ではなかったとして、その代わりにあなたはSさんにどのようなケアをしてあげたのですか?
わざわざコメントを寄こすくらいなら、せめてSさんの病状を気遣うようなことを一言でも書いていただきたかったですね。

それにしても、何の必要があるのか存じませんが、いまだに私のブログをご覧になっていることには少々驚きました。

今後、あなたのコメントは公開できないようにします。

適当な時期に今回のコメントも削除します。

投稿 罪人のかしら | 2006年10月20日 (金曜日) 00時55分

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