民主党の小沢一郎代表の4日の辞任表明は海外にも波紋を広げている。
小沢氏が12月に訪問を予定していた中国では国営の新華社通信が「至急電」で速報。5日付の中国紙、環球時報などが大きく取り上げ「日本の政界の混乱は続いている」と報じた。中国政府は公式の反応を示していないが、福田康夫首相の政権基盤や給油新法案への影響を注視している。
韓国最大紙の朝鮮日報も5日付で「安倍氏を沈没させた小沢氏、2カ月で難破」との見出しで大きく報じた。
英紙フィナンシャル・タイムズは5日付(アジア版)で「呆然(ぼうぜん)とする日本」との題で詳報。党首会談、連立政権構想、小沢氏の辞任表明までに至る経緯と共に「民主党にとって大きな痛手」と伝えた。(07:01)