連立持ちかけ 首相「あうんの呼吸、そんな感じ」2007年11月05日12時32分 福田首相は5日昼、首相官邸で記者団に対し、「連立政権が成立すれば補給支援特措法案の成立にこだわらないと首相が確約した」との小沢民主党代表の説明について、「私どもは新法は何とか可決していただきたい、給油活動はぜひやりたいと思っている。一貫してそういうふうに考えている」と述べ、そうした趣旨の発言はしていないと説明した。 小沢氏が「自衛隊の海外派遣は国連決議で認められた活動に限ると首相が確約した」と説明している点については、「そういう話もあった」としたうえで、「国連決議が出て、じゃあ何でもかんでもやるのかということになるのかどうか。その辺はよく詰めなければいけない。国会でも議論しなければいけない。終わっちゃった話だが、もし連立協議になれば、その中で具体的なことを考えていかなければならない(という話だった)」と述べた。 連立協議をどちらが持ちかけたかについては、「互いにそういう気持ちが多少でもないと、そういうことにならない。あうんの呼吸、そんな感じじゃないか」と語った。 一方、町村官房長官は同日午前の記者会見で、「特措法を成立させる意思がなければ、党首会談をこのタイミングでやる意味はない。法案成立にこだわらない、と小沢さんがご理解されたのは理解に苦しむ」と述べた。 町村氏はまた、「(自衛隊の海外派遣は)国連安保理もしくは総会決議で認められたものに限るというのは小沢代表の持論だ。この基本法(恒久法)の法制化を前提として、補給活動を遅滞なく継続することにお互い協力しましょう、という了解だった」との認識を示した。 連立を組んだ場合の閣僚ポストについて議論したかどうかは「ポストをうんぬんする時間的なゆとりがあったとはとても思えない、と考えるのが常識だ。どういう政策協議をどういうテーマでするかを議論する第一歩なしに、閣僚ポストの話はできようはずはない」と語った。 PR情報この記事の関連情報政治
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