米サンディエゴ生まれのパンダ、中国へ
2007.11.06
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19:29
JST
- CNN/AP
カリフォルニア州サンディエゴ──米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で生まれたパンダ「美生(メイシェン)」が5日、両親の祖国・中国に向けて出発した。
美生は2003年8月、中国から貸し出されている父親の高高(ガウガウ)と、母親の白雲(ベイユン)の間に生まれたオス。中国は繁殖活動のためにパンダを各国に貸し出しているが、赤ちゃんパンダが生まれた場合は、中国に返還するよう決められている。
名前「美生」には「美しい人生」という意味のほか、中国語で米国を「美国」と表すことから、「米国生まれ」という意味がある。
サンディエゴ動物園で美生を見守り続けていたロン・スウェイスグッドさんは、「みんな、美生を恋しく思うことだろう。しかし、パンダは絶滅の危機にある。他のパンダがいる中国の保護センターで暮らすことが、美生にとって大切なこと」と、出発を見送った。
米国から中国に「帰還した」パンダは、美生で2頭目。1頭目は、1999年にサンディエゴ動物園で生まれた「華美(ホアメイ)」で、中国ですでに繁殖活動に入っている。