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韓国車メーカー、輸入車しのぐスペックで対抗(下)

現代自が6日に発売した中型セダン「ソナタ」の部分変更モデル。エンジン性能と内外装を大幅に改善した。/写真提供=現代自

◆GM大宇やルノー・サムスンも「輸入車しのぐ」新車を続々と発売予定

 ゼネラルモーターズ(GM)大宇も来年1月に6段自動変速機を搭載したトスカの部分変更モデルを発売する。6段自動変速機は、同クラスの一般的な国内セダンに搭載されている4段自動変速機に比べ、燃費や走行性能の面で約10%優れているとされている。GM大宇は、来年下半期に発売する予定の準中型車「ラセティ」の部分変更モデルにも6段自動変速機を搭載し、準中型の輸入車と競争させる計画だ。

 GM大宇・中型車ブランド運営チームの羅聖球(ナ・ソング)常務は「トスカの部分変更モデルの発売後は、国内のライバルモデルはもちろんのこと、同クラスの輸入セダンとの比較試乗会も準備している」と明らかにした。

 また、今月19日に発売されるルノー・サムスン初のSUV「QMX」も、6段自動・手動変速機を標準装備するほか、燃費に優れた無段変速機(CVT)までも搭載する。加えて国産車では初となるパノラマ・サンルーフを装備するなど、最先端の高級仕様でSUVの輸入車市場に挑戦する構えだ。ルノー・サムスンの関係者は「試乗会を通じ、QMXが輸入車よりも優れているとの点を強調していく」と話している。

 一方、現代自は、今月2日にメディアを対象とした輸入車(SUV車)との比較試乗会を行うなど、自信の程をうかがわせた。同試乗会では、現代自ベラクルズのガソリン・ディーゼルモデル、レクサス RX350およびアウディ Q7、サンタフェのガソリンモデル、ホンダのCR-Vが主な比較対象とされた。特に、CR-Vは装備や室内空間、走行安全性のすべての面でサンタフェ(最高級タイプを基準)を下回っているとの評価が多かった。

今月2日、忠南道瑞山市のパワーテック(現代自系列の変速機製造メーカー)が主催した「現代自と輸入SUV(スポーツタイプ多目的車)の比較試乗会」。現代ベラクルズ(右側)とレクサス RX350がスラロームテスト(プラスチックのポールの間をジグザグに走行するテスト)を行っている。/写真提供=現代自

崔源錫(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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