王滝村の森林鉄道を再現した模型展示もある森林鉄道フェスティバル
王滝村の松原スポーツ公園で3日、森林鉄道フェスティバルが2日間の日程で始まった。87分の1の森林鉄道の模型展示や、愛好家が手入れした森林鉄道の体験乗車などがあり、家族連れなどでにぎわった。
模型は、主に都内の愛好家でつくる木曽モジュール〓楽部の作品。村内を走っていた実際の森林鉄道を題材に、斜面を複雑なカーブを描いて上る助六線や、鉄道の拠点だった滝越の風景などが並ぶ。事務局の中部浩佐さん(39)は「他の地方に比べ車両の種類や色も豊富で、作る楽しみがある。王滝の応援にもつながればうれしい」と話していた。
村内の有志や愛好家らが寄付も募りながら作っている復元軌道では、体験乗車用にトロッコを改造した客車が登場、人気を集めていた。4日はヒノキの原木を載せた運材列車の再現走行も行う。
(〓 倶の旧字)