
コーヒーの香りつきコンドーム、エチオピアで好評
2007.11.03
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15:02
JST
- AP
アディスアベバ(AP) エイズの拡大防止に努める米国の団体が、アフリカ東部エチオピアで、コーヒーの香りがするコンドームを販売している。コーヒー好きが多い同国で、コンドーム使用率の上昇を図っている。
エチオピア政府の推計では、同国のエイズウイルス(HIV)感染率は2.1%で、首都アディスアベバでは7%を超えている。感染防止にはコンドームが有効とされる。
コーヒーの香りつきのコンドームを考案したのは、米ワシントンに本部を置くチャリティー団体「DKTインターナショナル」。コンドームのゴム臭に対する不満の声が少なくないことから、今回の商品を開発したという。利益が目的ではなく、コンドームを抵抗なく使ってもらうことを狙ったとしている。
「コーヒーの香りはみんなに好まれる」とDKTのスタッフが話すとおり、販売を開始した9月には1週間で約30万個が売れたという。価格は1箱(3個入り)が1ブル(約12円)で、他のメーカーのものより安く、喫茶店のコーヒー1杯の半分ほどとなっている。
DKTはこれまでも、その土地その土地にあわせて、ドリアン(インドネシア)やトウモロコシ(中国)などの香りがするコンドームを開発している。