ビーアイエムコンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表:納富誠治)は11月1日、Q&Aデータベースを軸にSNS要素を盛り込んだコミュニティツール「C2Cworld.net」を正式リリースした。ユーザー登録/サービス利用は無料。
C2Cworld.netは、世界中のユーザー同士(C2C)をネットワーク化することを目的としたQ&A型のコミュニティツール。同社関連会社の日本システムデザイン株式会社(本社:東京都港区、代表:納富誠治)が2005年1月に米国特許(patent No.US6,845,229 B2)を取得したビジネスモデル(One to One型バナー広告など)をベースに構築されている。幅広い年代からの利用に向けて、約630万のカテゴリー体系(60×48×48×48)をドリルダウン検索する方式を採用している。
従来のSNSよりもナレッジの共有にこだわり、各種NPOや学会、医者、弁護士などの専門職コミュニティの形成を想定している。コミュニティ管理者はメンバーへのメッセージや資料の一斉配信、画像やコメントの削除、メンバー指定などの設定が可能で携帯からもアクセスできる。Q&A機能では「教えます掲示板」および「教えてもよいカテゴリー選択」機能による携帯メール連動の自動通知機能を実装し、クイックレスポンスを図っている。
海外対応として翻訳ツールも実装し、国内だけでなく海外ユーザーも対象とした広告収入を見込んでいる。広告配信には、C2Cworld.netに登録した "教えるユーザー" "学びたいユーザー" などの属性(クラスタ)から広告スポンサーのニーズに合うターゲットユーザーとエリアを指定/抽出する「One to One型バナー広告」(ターゲット指定から直近のアクセス表示、広告料金の自動計算までシステム化)を用いる。
目標ユーザー数について同社代表納富氏は、「ミクシィ以上のユーザー獲得を見込んでいる。まじめに学習したいユーザーを対象としているので、まずはNPOや学会など、一定規模の団体を中心に取り込みたいと考えている。現在50団体と交渉中。例えユーザーが急増してもインデックスDBなので負荷が少なくサーバ効率が高いので問題ない」とコメント。また、「韓国、中国、台湾からシステム利用のオファーがあり、1カ国につき1エージェント、およそ1億円での対応を予定している」(同氏)と述べた。
12月には法人向けに、B2C顧客囲込みツール/社員および内定者とのコミュニケーションツール/レンタル提供事業および国内イベントに関するユーザーコミュニケーションツールの提供を開始する計画だ。
ビーアイエムコンサルティングは2007年3月2日に設立。2007年11月現在、資本金1,000万円、社員数6名。決算期2月。Q&Aデータベースを軸としたコミュニティサイト「C2Cworld.net」の企画・運営を手がける。業績については第一期にあたる今期は若干の赤字見通しだが、来期以降からは急激な会員数増加にともなう大幅売上増を見込んでいる。「世界に向けたコラボレーション企業として、資本、チャネル、営業面でどんどん外部から参加してもらいたいと考えている」(同氏)。
C2Cworld.net
http://www.c2cworld.net/
ビーアイエムコンサルティング株式会社
http://www.bim.co.jp/
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