人気テレビプロデューサー、おちまさとさん(42)がテレビ番組について「視聴率なしで。どう」などと提案していることが2日、明らかになった。自身のブログで表明しているもので、放送現場のプロによる視聴率に関する大胆な提言に議論を呼びそうだ。
ブログは「視聴率を意識しすぎる報道はいかがなものか」と題したもの。
おちさんは「テレビ番組の良し悪しを計る定規は視聴率しかない。それが問題だ」とした上で、「視聴率時代、報道番組だって視聴率が欲しいのは一緒。しかし報道番組が視聴率を意識しすぎれば視聴率が取れそうなニュースに時間をさく事になる…(中略)…視聴率の為だけに長い時間をさくと傷つける人を増やすのではないだろうか」としている。
おちさんはさらに「有名人というだけで家まで行ったり過去映像をたっぷり使ったり。そこは今回の件と関係ないだろ。って所までやらないと…(中略)…数字が上がらないから引っ張りまくる。スタジオではおもしろおかしくコメントする。下手すりゃそういう事件が起きると『ラッキー』って思ってんじゃないか?と疑ってしまう」とテレビの報道姿勢に疑問を呈している。
おちさんは報道番組の現状を「一言で済む事件を視聴率が取れそうだからという事だけでおもしろおかしく報道するのはいかがなものか。そのひとには今回の事に関係のない家族がいる事を忘れない方がいいのでは」と批判。「報道だけは視聴率なしにしたら」との提案で結んでいる。
【関連記事】
・
日テレ泣きっ面に恥!? 史上初、シリーズ中継が…
・
興奮しすぎた!? 実況アナ前代未聞の途中降板
・
各党テレビCM、演出控えめ“直球勝負”
・
“TBS炎上” 「亀田寄り」と苦情殺到
・
謹慎中の朝青龍、TBSがドキュメンタリー取材