神戸発羽田行きのスカイマーク機が3日夜、羽田空港に着陸した際に機内の飲み物用のカートが動き出し、乗客2人がけがをした事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は4日、現地で調査を始めた。カートを固定する2カ所の器具は壊れていないことが判明。調査委は客室乗務員が固定し忘れたか、固定が不十分だったとみて調べている。
国交省などによると、カートには車輪のストッパーと、本体を機体につなぐ留め金がある。これらをきちんと固定したかどうかについて、客室乗務員の記憶はあいまいだという。
スカイマークエアラインズは4日、全客室乗務員に対し、カートの固定、確認を含む基本事項の徹底を文書で指示した。