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事件・事故

機内でカート暴走、乗客けが スカイマーク神戸発便

 三日午後七時十五分ごろ、神戸発羽田行きスカイマーク114便のボーイング767(乗客乗員百九十人)が羽田空港に着陸した際、客室内で飲食物を運ぶカートが動き、乗客の男性二人にぶつかった。一人が右足を折り三カ月の重傷。もう一人も空港内の診療所で手当てを受けた。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は、調査官二人を四日、羽田空港などに派遣することを決めた。警視庁東京空港署も業務上過失傷害容疑で捜査する。

 国土交通省やスカイマークによると、足を骨折した男性(44)は通路側の座席で足を組んで座っていたという。もう一人の男性(47)も通路側の席にいてカートが左肩に当たり、軽い打撲という。

 国交省によると、カートは機体最後部にあるギャレー(調理室)に収納されていたが、一つが飛び出して十数メートル動き、男性二人や、座席ひじ掛けにぶつかった。その後、客室乗務員がカートを押さえ止めたという。

 着陸の約三十分前、ベルト着用サインが点灯し、客室乗務員はカートをギャレーに収納したが、社内の聞き取り調査に対し、担当した乗務員は「ロックをかけたかどうかは覚えていない」と話しているという。

 カートは離着陸時の急加速やブレーキなどで動く可能性があって危険なため、着陸体勢に入る前にギャレーに収納し、ロックをかけて固定する決まりになっている。

 この機体を使った羽田発神戸行きの折り返し便は、欠航となった。

 また、スカイマークは三日深夜になって、四日の神戸発羽田行き104便(午前八時五十五分発)も、必要な機体を確保できないとして欠航することを決めた。

(11/4 09:11)

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