スカイマーク機、カート動き乗客骨折――神戸発、羽田着陸時に調理室から飛び出す

 
              
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スカイマーク機、カート動き乗客骨折――神戸発、羽田着陸時に調理室から飛び出す

2007/11/04配信
 3日午後7時15分ごろ、神戸発羽田行きスカイマーク114便のボーイング767(乗客乗員190人)が羽田空港に着陸した際、客室内で飲食物などを運ぶカートが収納から飛び出し、座席の乗客2人にぶつかった。44歳の男性が右足付近のくるぶしを骨折する重傷を負った。もう1人は左肩の軽い打撲。

 国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は、調査官2人を羽田空港などに派遣することを決めた。警視庁東京空港署も業務上過失傷害容疑で捜査する。

 カートは離着陸時の急加速やブレーキなどで動く可能性があり、危険なため、着陸体勢に入る前に客室乗務員がギャレー(調理室)に収納し、ロックを掛けて固定する決まりになっている。

 国交省などによると、着陸の約30分前、ベルト着用サインが点灯し、客室乗務員はカートを機体最後部のギャレーに収納したが、着陸時の衝撃で1つ(重さ44.5キロ)が飛び出して通路を15メートル滑り、通路側の座席の男性2人に相次いでぶつかった。客室乗務員がカートを押さえて止めたという。

 社内の聞き取り調査に、収納を担当した乗務員は「ロックを掛けたかどうかは覚えていない」と話しているという。

 機体を使った羽田発神戸行きの折り返し便は欠航となった。

 機種は「ボーイング767―300ER」で、全長54.94メートル。座席の配列は「2.3.2」で、通路は2カ所の構造となっている。
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