私は無口だけど、黒杉さんはワリと話せる。
初日のギャルは他の同種の人間たちとつるみ始めそう。
どんどんグループが出来ていくが私は黒杉さんと実質二人きりだ。
働いていた時の癖で、私は結構自分を低く言ってしまう癖がついてるから
イマイチ伝わらない部分も多いけど...。
それでも一緒にいて惨めになったり、それほど嫌な性格じゃない。
彼女についてわかったこと。
・20歳(年下)
・趣味はパソコン
・高卒
・本人曰く、あまり頭は良くない
・本人曰く、性格も良くない
・理系の勉強に興味があった
・黒が好き(核爆)
あと、ついでに他のことも
外見:とても可愛いとはいえない(笑)
口調:中途半端な敬語。声は低い。
性格:テンションは低いが、ジョークが面白い。
とりあえず携帯番号も聞きました。
まぁ、あまりこちらからは連絡しないと釘を刺しましたが(笑)
しかし彼女と話して久しぶりに笑ってしまった...。
学校で声を上げて笑ったのって久しぶり...。
今までは運が無かったのか、ろくなクラスにならなかった。
私は友達になろうと思える人がいなくて
彼ら、彼女らもまた、私を必要としなかった。
それどころか、私は避けられていたのかもしれない。
精神年齢の違いなんだと、思う。
私は高校時代までの周りの人間の幼稚な言動が理解できなかったし
彼らが興味を持つことはすでにくだらないと思えるようになっていた。
芸能人とか、他人の噂とか、恋愛とか...
そんな馬鹿みたいなことばかり。
私は他の人が遊び呆けている間に本を読み、有意義なことをしていた。
それがいいと思って...。
でも、そうすることで私は一般の人たちとの差をもっと広げてしまった。
社会人もいるこの学校に来ても、大人と思える人がいない。
いつまでたっても、みんな幼稚。
笑顔を...純粋に笑うという感情を失っていた私は、
これから3年間もそうなんだと思っていた。
私は孤独を愛していた。
でも、黒杉さんは私を笑わせた。
ある意味、すごいヒト。