興奮のキャスティング!1 演劇、歌舞伎、音楽界、そして未知数の魅力が奏でる新鮮なコラボレーションを
チーフ・プロデューサー
若泉久朗

 “本格かつ新鮮”あるいは“重厚かつ新鮮”、これがズバリ「風林火山」キャスティングのキャッチフレーズです。ドラマは戦国前期、大きな夢を追い求め、そして夢半ばに散った人々の話をダイナミックに描いていきます。
 そこで、本格派時代劇のプロ、大河初出演といった方々に登場していただくことで、鮮烈に生き、そして散っていった彼らの劇的な人生を、より豊かに深く演じていただけるのではと期待しています。
 主演の内野聖陽さんは満を持しての登場です。内野さんが演じる“明るさや絶望感”をまとった勘助像は、1年間通して愛してもらえる新しいヒーローになるのではないかと予感しています。
 勘助が仕える武田信玄役は、歌舞伎俳優の市川亀治郎さん。歌舞伎界の若手の中で幼いころから天才の呼び声が高く、ついに映像の世界に初お目見えです。
 信玄の永遠のライバル・上杉謙信はGackt(ガクト)さん。謙信は孤高の美しき軍神です。Gacktさんのカリスマとパワーは、まさに現代の謙信です。
 そしてヒロイン・由布姫は、この作品が女優デビューとなる柴本幸さん。オーディションで、凛とした気高さと清潔感、大きな目に引かれて、まっさらな新人に賭けてみようと決断しました。この作品で大きく羽ばたいてほしいと願っています。
 演劇、歌舞伎、音楽と異なる世界で実力と人気を備えたパワーあふれる3人が演じる勘助、信玄、謙信。そして「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラをイメージさせるヒロイン・由布姫。異種格闘技にも似た斬新なコラボレーションが、刺激的でワクワクするような世界観を表現してくれるはずです。疾走する戦国ロマンをダイナミックに描く「風林火山」。どうぞお楽しみに。

勘助・信玄・謙信・由布姫一言コメント

内野聖陽さん/山本勘助役
戦国時代は男が命を賭けて野望を達成しようとした時代。ハンディのある勘助も野望猛り狂う男であり上昇志向を秘めた男です。しかし晴信(信玄)と由布姫、そしてその子・勝頼を愛し、自分の家族のように情熱を込めて生きていった。その姿がとても素敵だと思うし、そんな勘助の“強い思い”を自分の俳優としての力をすべて出し切って表現していきたいと思います。

市川亀治郎さん/武田信玄役
今回、初めて映像の世界に出させていただくことになりました。信玄の肖像画などを見ると私とは大分イメージが違いますが、新しい信玄像を作り出していければと思っています。また、このドラマを通して、今の時代に失われつつある道徳、規律、美しいものに感動する心を感じ取っていただき、見てくださる方の明日への活力にしていただければ嬉しいですね。

Gackt(ガクト)さん/上杉謙信役
信玄の良きライバルとして、謙信という男をどれだけいい形で表現できるか。それが信玄を輝かせることになると思っています。また大河ドラマは世界で見られています。日本人の内面の美しさをアジアに届けることが出来ると同時に、僕自身の侍スピリットも表現していきたいと思います。楽しみにしてください。

柴本幸さん/由布姫役
今回が女優としてのデビューになります。この役が決まった時は、本当に感激して胸にこみ上げるものがありました。本当に私でいいのかなと不安な気持もありましたが、皆さんに納得していただけるよう頑張ります。由布姫という“個人の生き方を大事にした女性”を、私なりに精一杯演じたいと思います。

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