【高校サッカー】盛岡商、倍の26本シュート放つも…岩手県大会
決勝戦で敗れた盛岡商の斎藤監督(中央)。2年連続全国大会優勝の夢はついえた
PK戦までもつれ込んでの敗戦に、盛岡商イレブンはがっくりと肩を落とした。斎藤監督が敗因を口にした。
「あれだけ(チャンスを)外すと勝てない」
遠野の倍の26本のシュートを放ちながら、ことごとく決定機を逃した。選手たちは今年度限りで同校を定年退職する恩師へ、大会2連覇を花道にしようと奮起。26日の準々決勝・盛岡北戦で左太もも裏を痛めたMF林も、けがを押してフル出場。延長前半6分にはヘディング弾を決めたが、勝利には届かなかった。
「ちゃんと戦っていたし、結果がこうなっただけ。3年生はいい思いもつらい思いもした」
斎藤監督は選手たちをねぎらった。恩師の有終の美を飾るべく全国大会出場を狙った盛岡商だったが、全国の舞台に立つ願いをかなえることはできなかった。