福田康夫首相は5日昼、小沢一郎民主党代表の辞意表明を受け、同党との連立政権協議について「今までの話は一応、終わったのではないか。今後何が始まるかは分からない」と述べ、白紙に戻す考えを示した。
首相は、「大連立」を協議したことについて「お互いそういう気持ちが多少でもないとそういうことにならんでしょう」と語った。さらに新テロ対策特別措置法案の成立について首相が党首会談で「あえてこだわらない」と確約したという小沢氏の発言に対し、「テロ新法を何とか可決していただきたい。インド洋における給油活動は国際協力の一環からぜひやりたい。一貫してそう考えている」と反論した。
町村信孝官房長官も同日午前の記者会見で「国会の最大の焦点である特措法を成立させる意思がなければ、このタイミングで党首会談をする意味がない。(首相が)法案の成立にこだわらないと小沢さんが理解したのは、私は理解に苦しむ」と述べた。
これに先立ち、福田首相は同日朝、東京・野沢の私邸を出る際、小沢氏の辞意表明について「びっくりしたね」と語った。【佐藤丈一】
毎日新聞 2007年11月5日 東京夕刊