東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

小沢代表、回答留保 鳩山幹事長ら辞任撤回要請

2007年11月5日 20時00分

 民主党の緊急役員会を終えた鳩山幹事長=5日午後、東京都・永田町の同党本部

写真

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は5日夕、辞任表明した小沢一郎代表と都内で会い、代表職にとどまるよう慰留した。小沢氏は「昨日、けじめだという思いで辞職願を出したばかりだ。心の整理に時間がかかるのでそれを待ってほしい」と回答を留保した。鳩山氏らは党内の混乱を収拾するためにも、早期に結論を出したい意向だ。

 民主党はこれに先立つ緊急役員会で、自民党との連立はしないとの事実上の条件付きで小沢氏を慰留する方針を決めた。続く副代表会議でも代表続投を求めることで一致した。

 党内には「小沢氏が辞任を明言した以上、翻意はない」との見方の一方、続投に応じる可能性を指摘する声もある。ただ、小沢氏が慰留に応じた場合でも、反小沢グループとの間で、党運営をめぐり路線対立が深まるのは確実だ。

 鳩山氏は記者団に「連立は2日の役員会で否定された」と強調。自民党との政策協議に関して「必要に応じて政策の議論はあっていい」とする一方、「連立につながる政策協議ではない」と指摘した。

(共同)
 

この記事を印刷する