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ほぼ日手帳2008
 

今日のダーリン

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企業や、広告代理店のマーケティングでは、
「どうしたら好きになってもらえるか?」の研究が、
行われてきたと思うんです。
何をきっかけに好きになるか。
誰にすすめられたら好きになるか。
どういうふうにすすめられたら好きになるか。
そういうことを、ずっと考えてきていますよね。

でもねー、ぼくは、それよりも
もっと知りたいことがあるんですよね。
マーケットを考えるうえでも、大事だと思うんです。
それは、「どうやって人は、飽きるか?」です。

飽きないことって、実はめずらしいでしょう。
中毒性のあることや、
生存の根本に関わることは飽きないんだけれど、
「おもしろいこと(興味)」については、
必ず飽きるものなんだと思いませんかーふふっふ〜。
だから、なにかを一生の仕事にしていくと決意したら、
自分を、そのなにかの「中毒」になるように
仕向けていくんです。
それがないと生きていけない、と、
こころから思えるように毎日の生活を組み立てるわけ。
「野球は人生そのものだから、
 野球なしに生きるなんて考えられないんです」
というのは、中毒をつくりだしているってことでしょう。
それが、お菓子作りであろうがギターであろうが、
飽きることができないくらいになるまで、
習慣化していくのが重要になるわけですよね。
これには、そうとうな目的意識とか、
意思みたいなものが必要でしょう。
 
ってことは、ふつうにしてたら「飽きる」
ということなんですよね、人は。
ふつうにしてたら、人の興味は「飽きる」に向かう。
そのほうが自然なのだとしたら、
その自然について、もっと理解していたいでです。
でもね、「飽きない」が自然で
「飽きる」が不自然だというふうに、習ってこなかった?
だから、「飽きる」を軸にした思考が育たなかったんだ。
などということを、ぼくは何十年も‥‥
(もうオチ、わかったよね?)
飽きずに考えてきたんです〜〜っ!

「飽きたってやる」もあり「飽きずにやめる」もありうる。

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あ か さ た な は ま や ら わ
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