ベールを脱いだ「ツタンカーメン王」 |
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4日、エジプト南部ルクソールで、ツタンカーメン王のミイラが“ベールを脱いだ”
Photo By AP=共同
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エジプト考古最高評議会は4日、黄金の仮面で知られ南部ルクソールで「王家の谷」の墓に眠るツタンカーメン王のミイラを石棺から取り出し、墓内部に設けた展示ケースに収め報道陣に公開した。ミイラの損壊を防ぐための措置で、ケース内では顔の部分を布で覆わず観光客らも王の顔を見ることが可能になった。AP通信によると一般公開は5日からという。
考古最高評議会は王墓やミイラの調査結果から、多数の観光客がもたらす湿度や温度の上昇がミイラに悪影響を及ぼす恐れがあるとしており「最先端の科学技術装置」を備えたケースへの移動を決断。墓の発見から85年となる4日に合わせ実施した。
同国政府には、これまでは石棺に安置されていたミイラを公開することで、観光客を増やす狙いもありそうだ。
ツタンカーメン王は約3300年前の古代エジプト第18王朝の王で、1922年に墓が見つかった。ミイラにかぶせられていた黄金の仮面は首都カイロのエジプト考古学博物館に展示されている。
王家の谷で発掘されたミイラの多くは同博物館などで展示されているが、同評議会はツタンカーメン王のミイラは墓に安置すべきだとして博物館での展示は見送った。
(共同)
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[ 2007年11月04日 22:18 速報記事 ]
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