産科医不足 深刻な状況に
「二次医療圏」は、医療法で一般的な医療サービスがすべて受けられる圏域として定められ、全国に355あります。厚生労働省は、それぞれの二次医療圏で産科医療の態勢が整っているかどうか確かめるため、ことし3月の時点でお産を扱っている医療機関の数や医師、助産師の数を調べました。その結果、全体の11%にあたる24の道と県のあわせて40の医療圏でお産を扱う医療機関が1施設以下と、産科医の不足が全国で深刻になっていることがわかりました。このうち、▽千葉県の茂原市や勝浦市など11市町村からなる「夷隅長生医療圏」と、▽山梨県の市川三郷町や身延町など6つの町からなる「峡南医療圏」では、お産を扱う医療機関が1つもありませんでした。厚生労働省は「妊娠した女性が自宅から離れた場所での出産を強いられないよう、必要な支援をしていきたい」と話しています。 |
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