>> |
無題
名前: 名無し
[2007/09/11,22:46:55] No.4595
>4590 ダブルバインドに悩まれている――
今上陛下と皇后様をひきあいに出すのは、立派すぎて誰にとってもつらいことかも しれないが・・・・・・・ このお二人は、ご成婚当時から「私」はないものとしてのお覚悟があった。 ただ、このお二人のすごいところは、それにつぶされてしまうことなく、しっかりと ご自分たちの人生も楽しまれている、というところである。変な被害者意識を 持つことなく。
特に、壮絶にいじめられた美智子様が、げっそりとおやつれにこそなられたものの、それでも気丈に頑張ってこられたのは、単に自己犠牲の精神があったからというだけではなく、与えられた環境を前向きに受け容れて、ご自分らしさを失うことなく、できるだけ楽しんで生きてゆこうという、極めて強いお心をお持ちの方だったからだと思われる。 (女優の高峰秀子が「外遊の前に、諸外国の経験豊富なあなたがたから(高峰夫妻)話を聞きたいと御所に招かれ、若き皇太子ご夫妻と夕食をともにしながらお話をした際に、話のはずみようもさることながら、美智子妃が「あはははは」と実に天真爛漫に笑われるのが非常に印象的だった、と書いている。もちろん、皇太子殿下のノリも非常によかったとか)
「強い」人、というのはこういう方々を指すのだろうと思う。この姿勢は、秋篠宮ご一家にも現れているように思われる。ご自分の研究を続けられる殿下のお姿は、 奇しくも雅子さんが言った「人生を振り返ったときに、自分でもよい人生だったと思えるように生きたい」という言葉に重なる。
外務省の、やらずぼったくりの精神の中で生きてきた人間には、それは難しいことなのかもしれない。相手が、自分の意を迎えてくれないと、すぐに被害者意識を持ってしまうようでは、皇室になじむことはできないだろう。
|