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民主 小沢代表が辞表を提出

会見の冒頭、小沢代表は、「連立政権の樹立をめぐり、政治的に混乱を生じたことを受け、代表の職を辞することを決意し、きょう、鳩山幹事長に辞表を提出し、幹部・同僚議員に私の進退を委ねた」と述べました。そして、小沢氏は、党首会談での連立政権をめぐる経緯について、「11月2日の会談で、福田総理大臣から、『ねじれ国会で自民・民主両党がそれぞれの重要政策を実現するため、連立政権を作りたい』という申し入れがあった。また、福田総理大臣からは、『自衛隊の海外派遣は、国連安全保障理事会や国連総会の決議によって認められた活動に限り、特定の国の活動は支援しない』として、安全保障政策における重大な政策転換を表明された。新テロ対策特別措置法案についても、『できれば通してほしいが、連立の成立が最優先であって、あえて法案の成立にこだわることはしない』という話もあり、わたしとしては、それだけでも政策協議を行うに値するものと判断した」と述べました。そのうえで、小沢氏は、「次の衆議院選挙で勝利し、政策を実行することが最終目標だが、民主党はまだ力量が不足している。民主党が政権の一翼を担い、国民に約束した政策を実行し、同時に政権運営の実績も示すことが、民主党政権を実現する近道と考えた。しかし、役員会で、政策協議を始めることが認められず、これは、わたしが役員から不信任を受けたに等しい。代表として、また誠実に対応してくれた福田総理大臣に対して、けじめをつける必要があると考えた」と述べました。また、小沢氏は、「わたしから、党首会談や連立政権を持ちかけたと一部で報道されているが、まったくの事実無根だ」と述べました。さらに、小沢氏は、今後の政治活動について、「わたしは離党するなどとは言っていない。これからの政治活動のことはゆっくり考える」と述べました。これを受けて、民主党は、5日にも役員会を開き、辞表の取り扱いを決めますが、「会見の直前まで菅代表代行、鳩山幹事長らが説得したのに、小沢氏が辞意を明確にした以上、慰留するのは難しいのではないか」として、小沢氏の辞任はやむをえないという見方が出ています。
もどる11月4日 18時30分
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