現在位置:asahi.com>政治>国政> 記事

小沢氏が代表辞任の意向表明 「政治的混乱のけじめ」

2007年11月04日16時56分

 民主党の小沢代表が4日夕、党本部で緊急記者会見を開き、代表を辞任する意向を表明した。小沢氏は、鳩山由紀夫幹事長に代表辞職届を渡し、進退を預けたと説明。福田首相との党首会談によって「政治的混乱が生じたことのけじめをつける」と代表辞任の理由を述べた。

写真

記者会見で辞意を表明する小沢代表=4日午後4時38分、東京・永田町の民主党本部で

 また、小沢氏は「離党するとは言っていない」と語り、民主党を離党する考えはないことを表明。「今後の政治活動はこれからゆっくり考える」と語った。

 小沢氏は福田首相と2日間計3回にわたる党首会談を行い、大連立構想などについて話し合った。この中で首相から連立協議に入るよう呼びかけられたため、小沢氏は党内に持ち帰って党役員会に諮ったうえで、拒否することを決めた。この経緯をめぐり、小沢氏の対応に党内から反発の声が上がっていた。

 小沢氏は06年4月、前原誠司氏の辞任を受けた代表選に立候補し、菅直人氏を破って代表に就任。今年7月の参院選で大勝し、民主党を参院第1党に躍進させた。さらに、次の総選挙に政権交代をかけるとして、安倍、福田両政権への対決路線を主導していた。

PR情報

この記事の関連情報

このページのトップに戻る