小沢代表が辞任表明 政権戦略に影響必至
| 辞意表明の記者会見に臨む民主党の小沢代表=4日午後4時39分、東京・永田町の同党本部 |
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民主党の小沢一郎代表は4日午後、党本部で緊急記者会見し、辞任の意向を表明した。辞任理由について小沢氏は、2日の福田康夫首相(自民党総裁)との党首会談を受け、与党と連立政権に向けた政策協議に入ることを民主党役員会で提案したが、認められなかったことを挙げ、「私が選任した党役員から不信任を突き付けられたのと同じだ」と強調した。
民主党は幹部が後継選出などをめぐり協議しているが、今後の政権戦略や国会対応に大きな影響を与えるのは必至だ。
小沢氏をめぐっては、首相との会談後に連立政権協議の提案を持ち帰ったことで党内や野党各党から批判が上がり、党内での求心力低下が指摘されていた。
会見で小沢氏は、連立政権協議を提案したのは首相だと指摘。新テロ対策特別措置法案に関し首相が「連立政権ができるなら、あえて(成立に)こだわらない」と述べたことを明らかにした。一方、小沢氏は民主党離党を否定、「今後の政治活動はゆっくり考えたい」と述べた。