「私はネットの専門家」と金正日総書記、南北首脳会談で
2007.10.06
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15:17
JST
- CNN/AP
ソウル――韓国の聯合ニュースは5日、先の南北首脳会談で北朝鮮の金正日総書記が自らを「インターネットの専門家」と自称していたと報じた。
これによると、3日に行われた首脳会談で韓国の盧武鉉大統領が北朝鮮の開城工業団地に進出する韓国企業のインターネット利用を可能にすべきだと提案。総書記は「私もネットの専門家だ。開城だけの利用は良いが、北朝鮮の他地域では問題がある」と答えた。
その上で、他地域での問題も解消したら、ネット利用の開放に支障はないとも応じたという。
北朝鮮は情報統制国家と知られ、住民への海外情報流出は規制されている。携帯電話の使用も禁じられている。ただ、指導部、エリート層は自由に海外情報を入手出来るとされる。AP通信によると、米国のオルブライト元国務長官が2000年に訪朝した際、総書記は長官の電子メールのアドレスを尋ねたという。
総書記は韓国映画、テレビドラマのファンとされ、盧武鉉大統領は今回、総書記に韓国の映画などのDVD多数を贈呈した。